学校適正配置等調査特別委員会〜平成11年8月31日

 

○横田委員
不登校児童の対策について

小樽市の場合、不登校児童数は増えているのか。

 

○指導室長

平成10年度の状況として、年間30日以上欠席したのは、小学生で24名、中学生で73名、計97名である。

 

○横田委員

新聞では3割増えているとの報道である。今回の実施方針策定に当たって、児童・生徒数の中には不登校児童・生徒は入っているのか。

 

(学教)川原主幹

資料の児童・生徒数は在籍数であり、不登校児童・生徒も含めている。

 

○横田委員

不登校は学校だけの原因ではないと言うが、学校に起因するものがあるのも事実である。適正配置に当たって、不登校児も単純に学校を移してしまうのか、何か考えがあれば示せ。

 

○教育長

不登校児の問題は親も子も苦しんでおり、重要であるが非常に難しい課題である。適正配置時だけでなく、現状でも学校を移したい場合には特認制度で認めているので、例えば適正配置で通学区域の見直しがあっても、その両親や子供の希望を聞き、行きたい学校に行けるように対応したいと考えている。

 

○横田委員

適正配置によって不登校児がさらに増えることのないよう配慮してほしい。

小樽市小・中学校適正配置計画実施方針について

規模別学校数の推移が記載されているが、中学校について、現在の17校を14校にした場合、15校にした場合等のシミュレーションは現段階ではできないのか。

 

(学教)川原主幹

具体的な学校を特定していないので現状では検討していない。

 

○横田委員

今回は実施方針なので、現状はこのような意味でよくないので何校にすればこうなる等の具体的なものが示されれば検討の材料になると思う。

実施方針の6項目目で実施時期が記載されているが、平成11年度から年次的に実施計画を策定して平成13年度から計画的に実施することは本当に可能なのか。地域の了解等も考えると非常に難しいように思うが、平成13年度実施までのタイムスケジュールはないのか。

 

(学教)川原主幹

平成11年度から中学校を先行して実施計画を策定していく。関係団体の説明会で合意を頂くのは時間的には11年度、12年度となるが、できるだけ早い時期に理解を得られるよう進めたい。また、中学校の場合、改築の問題も抱えているので、そのような面からも早くにまとめたい。

 

○横田委員

ぜひ計画通り進めてほしい。また、小樽は山坂が多いので、単純に距離だけでなくそれらも考慮して検討してほしい。

 

○委員長

散会宣告。