学校適正配置等調査特別委員会〜平成12年2月24日

 

○横田委員

◎小樽市中学校適正配置計画実施計画(案)に対する意見、要望について

意見、要望を見ると適正配置に絶対反対であるという意見はほとんど載っていないように思うが、実施方法や実施時期、実施時の問題点等の意見、要望が主だと思う。説明会の中で適正配置に反対だという意見はどれくらいあったか。

(学教)川原主幹

明らかに反対だという意見は住民説明会の中で出たと記憶しているが、学校の説明会の中では実施方法等に対する不安が解決できないのであれば反対というような意見であり、頭から反対という意見はなかったと感じている。

 

○横田委員

少子化が進み、今後横ばいまたは減少傾向が進んでいくと思う。平成15年には住吉中学校は1学級になってしまうとのことであるが、平成15年度以降について住民登録等から数字は押さえているか。

 

(学教)川原主幹

全体として平成11年は1万1,500人程度であるが、現在の住民台帳で推定すると平成17年には9,938人になる。住吉中学校については現在6学級であるが、すでに今年の新1年生が1クラスとなっており、平成12、13年度は5学級、平成14〜17年度までは4学級となる。

 

○横田委員

例えば全校で4学級となるとクラブ活動等いろいろな面で支障が出るということで、今回適正配置を実施していくものであり、大きな反対ないということは市民の大方の意見だと認識している。今後の予定として、アンケートをとって反映していくとのことであるが、説明会や意見集約等のスケジュールはどのように考えているのか。

 

(学教)川原主幹

実施方法について保護者や児童・生徒にアンケートを実施し、3月中旬に集約したいと考えている。ある程度実施方法について方向性が出ると、説明会等を開催し、その他の不安解消も含め関連校連絡協議会も動き出すので、それらの情報も踏まえて計画案をまとめ、最終的には9月をひとつの目処に設置条例や関連予算について提出していきたいと考えている。

 

○横田委員

教育長の答弁で昨年道内の中学校数校が一斉実施で統廃合された例を挙げていたが、その際のいろいろな議論や反対意見等は把握しているか。

 

○教育長

詳細は承知していないが、中学校8校はいずれも町村の小さな学校であり、いくつかの学校をひとつにするという中央中学校スタイルでの統合であったので反対はほとんどなかったと思う。

 

○横田委員

全国的に見て、同じような規模で適正配置をしている例があれば非常に参考になると思うので分かれば後で教えてほしい。また、アンケートの取り方も慎重にしなければ「3年生だけ残っても良いか「他校から一斉に生徒が、来ても良いか」など恣意的なアンケートにすると誤った方向に進んでしまう可能性があると思う。アンケートの項目について事前に教えてほしいがどうか。

 

○学校教育部長

我々もアンケートの方法について今日示せるように準備を進めてきたが間に合わなかったので、早急に内部で議論しているところである。メリットやデメリットを載せるべきという意見もあったので、それらも含めて作成したい。委員にどのように知らせるかについては考えたい。

 

○横田委員

ジャージ・制服を買い換えるとなると非常に負担が大きい。私服を認めるとのことであるが、服が違うことでいじめられるなどの問題もあるので、それらも含めて検討し、スムーズな進行をお願いしたい。