学校適正配置等調査特別委員会〜平成12年8月31日

 

○横田委員


◎通学区域の弾力的対応について

今回、実施計画の「案」がとれまして実施計画となりまして、これまでの本委員会の経緯につきましては先ほど斉藤委員の方からるる詳細な質問がありましたので省略しますが、アンケート等聞いて、あるいは学校関係者等々の意見も十分聞き、一部方針を変更してでき上がったものという感じがいたします。これにつきましては、計画を粛々と進めていただきたいと思います。

また、この計画が先ほど佐々木委員が言いましたように、完全なコンクリートなものでなくて、これからもPTAやあるいはさまざまなところから意見を聞きたい、話をしたいというようなことがあるやに思いますので、そういった声には当然応えていっていただきたいというところでございますが。質問も最後になりまして、通告した部分は皆さん方が大体の方々がされました。重複を避けると今度はなくなってしまうんですが、簡潔に4点ほどお聞きしたいなと思います。

まず、通学区域の境界部分の弾力的な対応ということ、これを新たに説明されたということは、当然この方々の関心が高い、声が多かったからという説明が先ほどございました。その辺の技術的なことについては、先ほども質問がありまして学務課長の方から説明がありましたので避けますが、私の方から9ページの地図に沿いまして、細かいことかもしれませんが具体的なところはどうなっているのか、1、2点聞いてみたいなと思います。

1点目は、東山中の下の方にがくんと中に入った部分がありますが、これは町会の行政区画か何かのせいなのか、あるいは小学校の区域からなったのか。これを真っすぐした方がいいのかなという気がしますけれども、これは何か理由があってこういうふうにがくんとなっているのか。

 

○(学教)学務課長

ちょうど東山中学校の建っているところですね。

 

○横田委員

いや、東山中と書いているところから真っすぐおりたところです。

 

○(学教)学務課長

これも今の町名でいいますと、松ケ枝1丁目36、また上というか、下の方へちょこっと延びているところだと思うんですけれども、実は横田委員ご指摘のとおり、ここは入船小学校校区ということになっているものですから、従前から東山の方に入っております。ただ、ここの部分、距離的にもまた付近周辺の児童・生徒の部分の大半が松ケ枝中学校という部分になっているところなものですから、説明会のときでもご質問が出ておりますし、私どもの方としてもここの部分はちょっと弾力的に考えていくことになるだろうというふうに考えております。

あと、そこの隣接で奥沢3丁目、4丁目のところもちょうど中間に位置しているところなものですから、その辺が対象になっていくだろうというふうに考えております。

 

○横田委員

多分この辺が松中の方が近いんじゃないか、ここへぐっと上がった方がいいですね。その辺が出てくるのかなと思いますが、今ご説明があったように入船の校区のようでございます。それと、奥沢3丁目というのはちょっとわからないですが。

さらには、菁園中学校の一番下の方は当然松中だとか向陽中の方が近いんですが、先ほどのお話の中にもありましたが、これは例えば向陽中へ行きたいというと行けるような特認という格好になってくるの。振り分けの中に入っていませんですね。

 

○(学教)学務課長

地図で申し上げますと、ずっと下の方のところですね。菁園の校区になるところですね。この下のところ2つちょこちょこっと出ているところが実は奥沢3丁目の6番と4丁目の1番、2番なんですよ。実はここの場合、以前からの経過がありまして、小学校が入船小学校なものですから、従前東山に指定している部分なんです。ここでいいますと、正直申しまして、菁園なのか松中なのか、向陽というのもあるんです。それで、ここも当然説明会のときにご相談がありまして、実はここのお母さん方でも、あなただったら向陽だけど私だったら松中だねとかという、そういう議論もされる地区のものですから、この辺についても当然私どもの方では弾力的な対応の中の範疇になるだろうと思います。でもこれを例えば全部向陽にしますと、また今度小学校の兼ね合いだとかいろいろな部分が出てきますので、特認の対象の地域ということで協議させていただくということになると思います。

 

○横田委員

いずれにしても先ほどお話の中にもありましたけれども、基準が特にないということでございますので、ごたごたになってスムーズに適正配置が行われないということになると困りますので、いろいろ検討するという部分でしたので、よろしくお願いをします。

 

○横田委員


◎不登校生徒の対応について

2点目は不登校生徒の対応なんですが、先日の報道で依然多いのが不登校ということで、中学生71名という数字が出ておりました。これは昨年度の数値だそうですが、なかなか不登校の問題については難しい部分があるということはいつも総務常任委員会等で議論しております。ここではその辺は避けますが、対象校あるいは受入校等々の不登校生徒の指数なんていうのは把握をしておりますか。

 

○指導室長

対象校3校につきましては3校で6名が学校基本調査による平成11年度30日以上欠席した生徒数ということで把握しております。

 

○横田委員

学校別にはわかりますか。

 

○指導室長

学校名はちょっといろいろな関係がありまして勘弁いただきたいんですけれども、全市的な状況を見ますと、先ほどご指摘がありましたように、中学校71名の生徒がおりまして、17校平均しますと約4.2人程度、対象校3校で6名という実態でございます。

 

○横田委員

不登校生徒が学校が当然今度かわるということになるわけですから、そうなるとさらに不登校が継続するということが十分考えられますが、これらの生徒3校で6名と言われましたが、この6名に対する対応というんでしょうか、今回の配置計画の説明だとかがされていると思うんですが、その辺の状況と親の反応はあるんですか。

 

○指導室長

学校の方では生徒それぞれ状況に応じた説明をいただいておりますけれども、この6名の中では既に適応指導教室の方と連携をとりながら指導を受けている者もございますし、また、ほかの機関と連携、指導を受けている者があります。今後私どもスクールカウンセラーの活用等を一層図る中で、これらの生徒についての指導の充実に努めてまいりたいと思っています。

 

○横田委員

適配である程度学校がかわるということは承知しているということの認識でいいんですか。生徒たちあるいは父母は。

 

○指導室長

個々私どもで確認はしていないですけれども、学校の方では当然その旨を保護者並びに生徒に伝えているものと判断しております。

 

○横田委員

一つ当然適応等々でやっておられるわけですけれども、さらなるご指導をしていただきたいなと思います。また、細かい部分については総務常任委員会の方で伺います。

 

○横田委員


◎教職員の加配について

3点目は、要望書では教職員加配の要望を出しております。これは皆さんご質問がありましたので余り質問しませんが、6名その辺になりそうだという、2名ずつで6名ふえるという認識で、そういった感触を得ているということで理解していいんですか。

 

○教育長

今要望しているのは1校2名です。ただ、現在の残る3校で3学年6人ずつの先生、どなたが残るかというところまで、まだこちらの方の計画が確定しておりませんので、校長としては教職員の希望をとりかねている状況にございます。それでその希望がとれる状況になりますと、自分たちの学校ではどの教科が欲しい、あるいはどの教科については非常勤講師でもいいですよと、かなり具体的になってくると思いますので、今度の議会が終了すれば、その6人がどの教科でどういう先生をという形でもっと明確になるものと考えております。

 

○横田委員

校長先生を除くと、残る先生は7名ですか。7名で2学級60人ですね、大体。それを各教科ごとに教えて、しかも3年生です。進路やその他受験対策等々もあると思いますが、ちょっと十分ではないのかなというような素人考えをしているんですが、その辺は対応できるんでしょうか。

 

○教育長

高等学校への進路指導が一番重要になると思いますが、校長、教頭を除きますと8人ということで、あと6人ということになります。主要教科5教科を正規のその学校の先生でしますとあと1教科残りますが、多分それは保健体育か何かになるだろう。そうなれば、あと芸術教科その他ですので、授業の方の進路指導の方は全然支障がないとは言い切れませんけれども、教職員のチームワークでいい指導がなされるものと期待できると、そう考えます。

 

○横田委員


◎クラブ活動について

あと最後になりますが、今の関係も含めて、3年生、例えばクラブ活動のお話さっき出ましたが、クラブ活動の指導も含めて非常に難しい部分があるのかな。といいますのは、個人の例えば陸上で100メートル走るだとか個人競技はいいんでしょうが、団体競技のチームプレー、これについては隣接校と一緒にやるというようなお話も出ていました。現実問題としてできるのかなという部分があります。彼らはやはり今まで2年間、例えば野球なら野球、バスケットでも何でもいいんですが、一生懸命やって3年生でその大会をやりたいという部分があると思うんですが、それが先生の指導の部分も含めて円滑にいくのかなと、ちょっと疑問なんですが、どうでしょうか。

 

○教育長

3年生は大体6月までは部活動の活動月間で、その後はもう進路指導に入っていきますのでそこまでということになっておりますが、現在中体連の道の本部の方にその3つの学校を含めて、例えば学校の合同チームで中体連の予選に出場できないかということを申し入れております。中体連の道本部では既に課題として受けとめて、部会を設けてその中で参加について検討している。現在の状況では同市内での出場はいいんだけれども、道大会になると1校の代表が1校の選手でということが今のところ規定にありますので、その辺が非常に難しいなと。また、小樽でそういう希望が出ているんだけれども、選抜チームを認めるとすれば、例えば大都市で選抜チームが出てくるとそのチームが簡単に優勝してしまうという逆の危険性もあって、もう少し検討の時間が欲しいという状況にあります。しかし、個々の学校でチームを絞りまして種目を絞って部活動に出場することはまだ可能性として残っておりますが、それのことにつきましては関連校協議会やあるいは学校内の教職員で十分話し合って対応を決めていく。自校の3年生でございますので、その辺の指導はできるのではないかと、そういうふうに考えております。

 

○横田委員

今の説明ですと、市内はいいけれども道大会はだめでしょう。そうしたら、市内で優勝できないなという、こうなっておりますので生徒がかわいそうだなと。いずれにしましても、クラブも授業それから進路も含めて円滑に粛々と進めていただきたいと思います。

以上で終わります。