学校適正配置等調査特別委員会〜平成1661

 

○横田委員

 

◎しっかりした実施計画を要望

この委員会で、毎回言っているのですけれども、今、実施計画がまだできていない、つくっている最中ですし、今日報告いただきました計画の推移等も、細かい数字は出ましたけれども、従来から減少しているのだという大きな線を崩していない、これも目立つところです。それから、スケジュールも計画が秋ごろにできて、当然その実施計画にはこういうものがのってくるだろうという、今、そういう段階ですので、仮の議論といいましょうか、どこの学校がどうなったらどうなるだろう、あそこはどうなるという、そういう議論になってしまう。議論がいわゆる深まらないような状況であります。その実施計画の中にはしっかりとしたものが出てきて、この委員会は多くの会派が賛成と言いましょうか、適正配置をしっかりやってくれという立場ですから、これからその実施計画が出てきて、それについて議論を尽くしていきたいというのが私の立場ですので、今、鋭意策定中でございますから、それを一日も早くしっかりとしたものをつくっていただいて、この委員会に出していただきたいという思いです。

 

◎運動会の種目について

少し関連しまして、先週運動会が小学校でありました。土曜、日曜、それから、この次も今週にもある予定ですが、実は地域の保護者から、運動会の内容が、先生方にいろいろ要望はしているのだけれども、なかなか要望を聞いていただけないと。具体的に申しますと、1年生の種目が徒競走1回、それから玉入れ1回ということで、玉入れも10分程度だというようなことです。前々からやっていましたリズム体操というのか、リズム運動か、そういうのをぜひやっていただきたいという内容を何度か担任の先生にしたそうであります学校側からの回答は新入学生が4月に入って運動会が5月末なので、教える時間がないと言われて、けっきょく学校では今言ったような徒競走と玉入れだけで終わった。ご相談を受けたお母さんから、今年初めてのことではない、去年も言ったのだと、しかし改善されないということです。短い内容であった。この適配の中にも少人数の運動会では寂しいと、たくさんの人数で内容の濃い運動会にしていきたいということですが、現状はそういう形なのです。教育課程の問題もあるでしょうから、何とか教える時間がないということ、これでいいのかなということではなくて、1年生には計画的に行って、前の方にそういった時間を組んでいくようなことも可能ではないかと思いますので、その辺の見解をお聞かせいただければと思います。

 

○(教育)指導室長

運動会における種目の取扱い方についてのご質問かと思います。特に運動会の大きなねらいは、何と申しましても運動に親しみ、そして楽しさを味わいながら、体力をつけていくということかと思います。また、そのことで多くの保護者の皆さんに声援を受けながら、その中で一つの思い出をつくっていくということも、また、その後の運動に親しんでいく大きな力になるものと考えてございます。

今、委員がご指摘のとおり、多くの学校では徒競走や団体種目のほかにも、運動に親しむというところで言いますと、例えば借り物競走とか運動的なもので、また、その中で体を動かす楽しさ、それからリズム、表現という形で体を動かして、音楽に合わせることでの楽しさということで、それぞれの子どもたちの能力もまた違うところでございまして、その様子を保護者の皆さんに見ていただきながら、励ましていただくということも大きな教育的な効果があるものと考えてございます。

そんな観点から種目につきましても、楽しさを味わうことができるよういっそう教育改善していくように、今ご指摘のあったような学校につきましても、指導をしながら、改善を求めてまいりたいというふうに考えてございます。

 

○横田委員

確かにそのとおりです。違う学校でリズム運動がございましたけれども、プログラムは、そこはもう少し違う。これも学校側が決めることですから、教育委員会が中身まで、こうやれと言えないのかもしれませんけれども、問題はそういった内容の部分もしかりですけれども、保護者の声を反映させるというのかな、今言ったように、全くだめだ、とそう言ってしまえばもう終わりです。その辺を親から担任から教頭・校長等にうまく伝わっていって、運動会に限りませんけれども、地域の声を学校の運営に反映させるようなしくみづくりをしっかりやっていただきたい。それが適正配置にもつながっていくように、そういったことを要望しまして検討を願います。