学校適正配置等調査特別委員会〜平成17年2月24日

 

○横田委員

 

◎地域説明会の在り方について

先ほど共産党の方から説明会では反対の意見の方が多いといったお話、私も前回出ていないので詳細についてはわかりませんけれども、小樽市内でこの適正配置を進めてくださいという方々は、私が接している限りはたくさんおります。特に、退職校長とか、教育関係に携わった方たちは、しかも後志等々の少人数の学校におられた方などは、ぜひぜひこの適正配置をして、1学年2学級を確保してくださいという方たちがたくさんおります。これ現実です。 その中で主張されているのは、小学生低学年、特に群れというか、集団というのは、群れというのは自然発生的にできるだろうと思うのです。集団というのは、ある種団体、グループですけれども、それが極めて少ない数、一つですね、少人数ですと。北手宮小なんかは、今年度もこのままいくと、10 名になるか、一桁の1学級8人になるわけですから、そういう中でその群れから外れる子というのは必ずいるわけです。だから、集団に入れない子も出てくると。その集団が一つであると、そこで完全に孤立してしまう。しかも、目立つといいましょうか、あいつは外れているということになります。あの子は外れていると。ところが、この集団あるいは群れが二つ、三つあれば、ここが合わなければそっちへ行く、また違うところということもあるし、群れが多くあると、孤立しても目立たないということがある。そのみんなからの攻撃ではないのかな、端的に言うと、いじめの対象にもならないだろうと。 そういう意味も含めて、子どもは同じ環境にたくさんいた方が友達も増えるし非常にいいのだと。1学年10 人以内で6年までずっといくと、何回も私も言っていますけれども、その先生が言うには一人を嫌いになってしまったらずっとそのままいくわけです。これはなかなか非常に人間関係としては、小学校の子どもたちには厳しいのではないかなと。ほかのグループがあれば、あの子とは仲よくできるかもしれないとか、あるいはこの子とは仲よくできるというようなことも、子どもたちの視線に立って考えていろいろやってくださいと、そういう話を聞いております。我々もそういう趣旨に賛同して、適正配置実施計画を進めてもらうのですが、前々からしっかりやってくださいと言っています。それで、1点だけお聞きしたいのは、先ほど説明会の話もございましたけれども、どういうふうに案内というか、回覧とか、それからいろいろな方法でやっているのでしょうけれども、この地域の方々はここの学校でやりますというのは、改めて確認しますけれども、どういうふうに皆さん方にお知らせしているのでしょうか。

 

○(教育)京谷主幹

説明会の案内につきましては、地域ごとにここの学校でなければだめですということではなくて、皆さんのご都合もあるでしょうから、全日程をお知らせして、そこで都合のいい日にあったときに、どこの説明会でも出席して構いませんというような趣旨でご案内を差し上げているというのが実態でございます。

 

○横田委員

現に説明会に参加された父母の方々に直接お聞きしたのですけれども、今のお話ではどの地域の方でも、それは確かに自分の地域のときに都合が悪いから、違う地域の説明会に行きましょうという方ももちろんいると思いますし、それはそれで当然いいのですが、明らかに違った地域から来られた方が、その地域の問題について発言をなさっているというお話を聞きました。その方は、我々の地域は、皆さん、本来の地域説明会というのは、今この適正配置をやることによってこんな説明を受けて、こういう問題が出る、ああいう問題が出る、いや、あそこの通学路はこうだとか、そういう趣旨でないかなと私は思うのですけれども、担当されている方住所など把握されているかどうかわかりませんけれども、そういうことは現実にはどうなのですか、あるのですか、ないのですか。

 

○(教育)京谷主幹

今のご質問でございますけれども、対象校につきましては、地域外の方々が参加されまして、そういった中で発言をされていたということでございまして、各会場には量徳小の保護者が三、四名は必ず参加しているというような実態でございまして、そういった方から多少最初のうちは発言もあったということでございます。

 

 ○横田委員

小樽市でやっているわけですから、ご意見もあるし、反対もあれば、もちろん賛成もあるということで、それはもちろん全然問題ないです。どういうやり方でというふうには聞きませんけれども、ただちょっと何か今言われたような形ですと、本来の地域説明会と何か私は違うのかなという気がしますので。 (「どこで聞いたっていいでしょう、そんなの。離れているのだよ」と呼ぶ者あり) 自分の地域のことを自分で受けて発言をすると、それが私は本来の説明会だと思います。いや、それは市民がこれを聞くのは私はこれは何も悪いこととは言っていませんよ。そういうことで言っていることではなくて、賛成・反対の立場がそれぞれあるのだから、それは自分の地域で言われるのが最も公正なことではないのかなと、そういうふうに思ったということを申し上げただけであります。ですから、今後もやると思いますけれども、ぜひその地域の本当にその地域の方々の声を聞くような説明会を開いていただければと思いますので、いかがでしょうか。

 

 ○教育部長

ただいま2回目の説明会の参加者ということでご質問がございました。私ども、その地域外ということでの区別をするというものではございませんけれども、この発言といいますか、会議の中で特定の方が繰り返し発言をされたということで、実は説明会が終わってから、何名かの方々から、もっと地域のことを、具体的なことを聞きたかったのですが、なかなかそういう雰囲気ではなかったというようなご意見もいただいておりますので、今後2月の末の説明会に当たりましては、この辺をじゅうぶん注意をして、できるだけ地域の方から多く率直なご意見をいただくような進め方をしていきたいと、こういうふうに考えてございます。

 

○横田委員

ぜひ、そういうふうにお願いをしたいと。いい悪いというふうに聞こえますけれども、これは私が実際に現場に出た方からのご意見を今申し上げただけで、おかしいのではないかという話ですから、それを今ここで皆さん方に言って、こういうご意見がありましたよと、だからどうなのですかとお聞きしたわけですから、教育委員会としても次の説明会あたりには、今言った、こういったご意見があるということを踏まえてしっかりやっていただきたいと、こういうことでございますので、よろしくお願いいたします。

 

 ○委員長

自民党の質疑を終結し、この際暫時休憩したいと思います。