平成12年第3回定例会決算特別委員会〜平成12年10月4日

 

○横田委員


◎小中学校へのコンピューター整備について

私の方から教育委員会の方にコンピューターの整備の関係で質問いたします。

IT、ITということで、これからの子供たち全員にコンピューターを配備することが非常に大きな課題かなと思っておりますが、これまでもいろいろな方が小中学校のコンピューターの配備について質問されていると思いますが、いろいろ状況も大分変わっているかと思いますので、まず最新の今現在の小学校、中学校におけるコンピューターの職員室は別としまして、生徒が使える台数をちょっとお聞きします。

 

○(学教)施設課長

学校のコンピューターの関係でございますけれども、現在いわれておりますWindows98といいますか、この機種が入っている学校は現在3校で、台数にしますと60台、小学校はそこまで行っておりません。

 

○横田委員

全部の台数を教えてください。使っていないといいますか、古いやつもございますよね。

 

○(学教)施設課長

小、中合わせましてたしか627台と思いますけれども、小学校の分類はちょっと資料ありません。後ほど。

 

○横田委員

決算書の203ページですか、教育用コンピューター更新事業というのがありまして500万円になっていますが、これの詳細、どんな機種をどこに、どういうふうに配置をしたのかをお聞きします。

 

○(学教)施設課長

11年度のコンピューター導入経費507万2,550円になっていますけれども、これは東山中学校に21台、機種はNECですね。

 

○横田委員

21台、入札等々で決めたのかなと思いますが、単純に割りますと1台当たり25万円となりますね。これは昨年でしょうから、今と単純に比較できませんが、コンピューターの価格も相当下がってきておりまして、それなりのスペックでここ数年2002年3年使えるスペックで、今もう10万切って8万円台という機種ができています。それらに比較しますと、ちょっとこの価格は高いのかなと、さっき言ったように昨年のことですから、これはあれですが。今後も当然整備されていくわけですが、地元業者優先というのはもちろん非常に根強い部分あるんですね。今非常にインターネットのメーカーが直販しているような状態、企業向け、あるいは学校関係向けということで、さまざまなメーカーが非常に低価格でやっておりますが、今後どうでしょうか、購入に当たって、そういった部分を検討されてというようなこともございますか。

 

○(学教)施設課長

コンピューターの導入計画ということですけれども、台数の関係がありまして、1台、2台でなく、学校の場合はやはり20台、30台となるものですから、いろいろ周辺機器の整備というのも必要だと思います。それでコストも大分違ってくるだろうと思いますけれども、いろいろな方法によりまして経費も大分違うと、それで前回お答えしましたけれども、先進都市といいますか、今後やはりそれぞれ入れている学校の状態も参考にしながら、これから導入に向けていきたいと思います。

 

○横田委員

今言ったメーカーの直販なんかは全部出張してきて、全部保守管理なんかは当然やる部分でなっているようです、詳しくはわかりませんけれども。そういったところも考えられて、台数がたくさんあった方が子供たちのためになるわけですから、さっき言ったように、7万、8万という機種も実際あるわけです。斉藤委員も5万円ぐらいのもの買ったんですよね。

先ほど627台ですか、小樽市に全部であると聞きましたが、私3年前の新聞で、市内版でしたが、陳腐化してほとんど使えないというのがほとんどだという記事を見ました。3年たっていますので、大分更新されてきたのかなと聞きまして、先ほどの60台が最新のOSが入っていてできるということなんですが、ほかの五百数十台はどうなっているのかなという、ちょっと感覚になりますね。

それと、今年の予算でデジタル回線の整備をされたということですが、これにも当然その60台がつながっているだけという認識でよろしいんですか。

 

○(学教)施設課長

3校はつなげる状態にありますけれども、ほかの学校は機種を更新しないとつなげないということがありまして、まずコンピューター室まで回線を引いた、そういう状態になっております。

 

○横田委員

回線を引いて、つながっていないんですか、その60台。そうなると、何か仏つくって云々なのかなと思いますが。回線の方も例えば何分使うと幾らというふうに使うとなかなか子供たちが自由に使えないという問題も、前回あたりの委員会でも出ていましたが、この11月からフレッツISDNというのが無制限使い放題で4,500円、それからルータをかませますと、同じ回線で何台もできるということで、そういったどんどんどんどん出てきている新技術にやはり対応していただかないと、非常に本来のコンピューターの学習以前の問題でつまずいているのかなと思われますので、その辺をひとつよろしくお願いします。

もう一つ、先ほどの五百数十台ですか、古い機種、これは買い取りしているんだと思いますが、これの処理というのはどういうふうにするんですか、もし更新のときは。

 

○(学教)施設課長

更新にあわせまして廃棄ということになると思います。

 

○横田委員

もちろん。古い機種、企業とか学校で大量に使っているところが廃棄すると非常にごみになって大変だということもありますし、それからそれをそうさせないということで福祉パソコンの会だとか、全国的にやっているのはですね。それから、パソボラ(パソコンボランティア)隊とかいって古い機種をもちろんただで引き取って、これを障害者の方がうまく使えるように直したり、あるいは目の悪い方たちのために点字を打てるように、単純なソフトでできる部分があるんですね。やはり先ほど言われましたように、WinndowsというOSでなくても、DOSベースでできるやつがあるんですが、そういったところがもし受け皿があれば、今もちろんないでしょうけれども、ただ投げるんではなくてそういったところもちょっと考えられたら。全国的に欲しいというところあると思うんです。いかがですか。

 

○(学教)施設課長

今の委員のお話なんですけれども、現在小学校の場合は8ビット、16ビットがまだ残っていますので、専門家に聞きますと、とてもとても使い物にならない、こういうふうな機械が主流なものですからそれが果たして使えるかどうか、これからの課題になろうと思いますけれども、もしそういうのがあれば、そういうところに回すこともできますが、なかなか難しいのではないかなというふうには感じます。

 

○横田委員

8ビットは多分使えませんね。8ビット、もう何ビットというそんな言い方も古い言い方になってますが。16ビットも今は使っていないわけですけれども。今度機会があったら見させていただいて、あ、これは使えるなというのは多分あると思うんですね。私が欲しいわけじゃないですよ。そんなふうな有効利用をもこれからも必要になってくるのではないかなと思います。

 

○委員長

自民党の質疑を終結いたしまして、共産党に移します。