平成14年第3回定例会決算特別委員会〜平成14年10月3日

 

○ 横田委員


◎ リサイクル問題について

時間も迫っていますので、環境部の廃棄物対策課にリサイクル関係について、1点だけお伺いいたします。

13年度4月から始めました資源物の収集月2回の地域の拡大ということがなされました。さきほどの公明党の高橋委員の質問とも重複しますので、重複する部分は確認という意味でお答え願います。この月2回に拡大したことによりまして、拡大の成果といいますか、効果といいましょうか、それと、2回にしたことによって資源物の量がどれだけ増えたのか。とりあえず、よろしくお願いします。

 

○ ( 環境) 廃棄物対策課長

資源物収集を1回から2回に拡大しましたけれども、その成果についてでありますが、平成12年度は月2回の収集地区は1万2,000世帯でありました。それに対しまして、平成13年度は、全世帯の約40%、2万7,000世帯の収集に拡大したところであります。

その結果なのですが、平成12年度と比較しますと、平成13年度の資源物の増加量が56トンと微増といいますか、ほぼ横ばい程度の効果に終わったところであります。

資源物の中身なのですけれども、4品目で、缶、瓶、ペットボトル、紙パックなのですが、最近の一般の消費者の方の購買傾向といいますか、瓶よりもペットボトル等の軽いものに、持ちやすいということで、そちらの方向に寄っているということの結果も踏まえて、量の横ばいということも言えるのではないかと考えています。

 

○ 横田委員

簡単に言うと、2回にしたが、余り増えなかったということに聞こえましたけれども、そういうことですね。何といいますか、資源物の回収は、どこの自治体でも力を入れて分別収集等々もやっているわけですが、本市の資源物の処理能力というのでしょうか、集めたものの処理能力、これはどのくらいのキャパでしょうか。

 

○ ( 環境) 廃棄物対策課長

処理能力についてでありますが、合計で4.8トンでございます。そのうち、缶の圧縮については4.3トン、ペットボトルの圧縮、こん包つきましては0.5、合わせて4.8トンとなっております。

 

○ 横田委員

缶とペットで4.8トンですね。

今、聞くと、余り集まっていないようですけれども、もしいろいろな手だてをして集めて処理能力を超えた場合はどうするのですか。まさか埋めるわけではないでしょうね。

 

○ ( 環境) 廃棄物対策課長

処理能力を超えた場合の処理についてでありますけれども、現行の計画量といいますか、年間の予定量は処理能力を超えない中で計画しておりますが、万が一超えたということになりますと、廃掃法違反になりますので、小樽市内にほかに民間の施設が何社かございますので、もし超えたときには民間の施設を利用していくような形になるかと思います。

 

○ 横田委員

超えないように集めているということに聞こえますが、私の聞きたいのは、今の世の流れは、ごみを極力少なくするために資源物をたくさん回収しましょう、リサイクルしましょうということだと思うのです。

それで、それを今後どういうふうにしていくのか。集めるのか、あるいは処理能力範囲内でおさめる方針でずっといくのか。超えれば民間があるとおっしゃいましたけれども、なかなか、はい、民間にというわけにもいかないこともじゅうぶんあるでしょうから、今後、今までのはいいのですが、これからどうするのかという環境部の方針をお聞きしたいわけです。

 

○ 環境部長

さきほどもちょっとお話しさせていただいたのですけれども、今説明したように、天神のリサイクルセンターが4.8トンの処理能力しかないので、それをオーバーするとなかなか処理ができないということもありまして、事業系関係については、ひとつ民間の方でいろいろやっていただくということの打診もしましたし、何とかさきほど言ったようにサービス、資源物の処理センターの範囲内でひとつやりたいと。

今後ついては、広域連合の方で資源リサイクルセンターを今建設を予定しています。これは、ある程度大きなもの、天神にあるように5トンくらいのものではなくて、もっと拡大したものをやるという計画になっております。したがいまして、できるまでちょっと期間があるのですけれども、その間、何とか、缶、瓶、ペットボトルではなくて、付加がかからないような方策を考えて、一つはごみの減量、資源リサイクル、資源物の拡大というふうにやっていきたいと思います。

広域連合の方の計画を聞きますと、将来的には、さっき言ったように、逐次拡大をするということですから、今、月2回を、もう少し例えば週1回にするとか、そういうふうに拡大していけば資源物の増大になるのだというふうに思っています。ですから、今後は、そういう方向で何とか工夫していくという形になろうかと思います。

 

○ 横田委員

わかりました。

リサイクル推進費として七千数百万、7,100万でしょうか、使っているわけですが、それを、今言ったように、今までの月2回を頻繁に回収するようにする、あるいは分別を増やしていくなどしてやっていただくのが、我々はそうでないかなという気がするわけです。さっきのように、処理能力の関係でそれ以上集めないみたいなことになってしまうとちょっと困りますので、ひとつよろしくお願いします。

最後に、市の収集分といいますか、ペットボトルだとか缶はつぶすなというふうに各家庭に指導していますが、私がちょっと見た資料の全国的なものではつぶしなさいとなっているのです。つぶして市町村に収集させなさいと。

これはどういうふうに解釈して、どちらにしたらいいのか。これは、つぶさない方がいいのですか。

 

○ ( 環境) 廃棄物対策課長

かんの圧縮の関係でございますけれども、実際、各自治体はまちまちでございます。小樽の缶の圧縮というのにつきましては、つぶした後、圧縮するとうまくこん包できないという種類の機械になっておりますので、小樽市においては、市民の皆様にはつぶさないようにということを周知しているところであります。

 

○ 横田委員

缶しか調べなかったですけれども、ペットも同じですか。

 

○ ( 環境) 廃棄物対策課長

申しわけありません。缶もペットも同じでございます。

 

○ 横田委員

今後もつぶさないと。

 

○ 環境部長

天神のリサイクルセンターの機械が、ちょっと古いということがございます。そういう関係で、つぶすとこん包の処理ができないと。そういう点で今考えているのは、広域連合で今考えているのは、新式という形になるので。

( リサイクルセンター、広域連合でやるの)と呼ぶ者あり)

それでやりますので、そのときに、それは新しい機械になりますので、それはつぶしてもかまわないということになっているので、将来的にはつぶして出してもいい、そういう形になるかと思います。

 

○ 横田委員

終わります。