平成12年第2回定例会総務常任委員会〜平成12年6月30日

 

○横田委員

◎スポーツの振興について

教育委員会に、スポーツの振興について何点かお尋ねします。

先ほどの職員の健康診断といった話ですけれども、肥満が多いということでドキッとしたんですが、生涯スポーツを続けていくことによって健康維持、それから、これは私の勝手な思い込みかもしれませんが、子供たちがスポーツに一生懸命打ち込むことによって非行に走る時間がなくなるということで、スポーツの振興というのが非常に大きな役割を持っているのかなと思います。

スポーツ振興法というのがあるそうですよ。大変勉強不足で申し訳ないんですが、それに基づいて文部省はスポーツ振興基本計画ですか、これを平成9年度に作成しております。

それを受けてということになっておるんですか、小樽市の実態、スポーツ振興の計画の関係の実情というのは、その辺は今までどうなっているのか、まずお聞きします。

 

○社会体育課長

ただいまスポーツ振興の関係でございますけれども、昭和36年に施行された法律がございまして、その中で地方公共団体の役割とかが書かれているわけでございます。中身については今省きますけれども、そういった中で、たまたまこういう大きな情報といいますか、国の方で実は文部省なんでございますけれども、スポーツ振興の基本計画のあり方ということを今見直そうという話が出てございまして、そういったことも絡めて今後考えていかなきゃならないだろうと思うんです。先ほどの御質問から先に申しますと、社会教育の推進計画というものを単年度単年度で教育委員会としてはつくっているわけでございますけれども、私どもといたしましては、社会教育部でつくったものの中、特に社会教育推進の方針と重点というものがありまして、その重点の3番目に、やはり生涯スポーツの推進に努めるという、こういうような基本的な考え方を小樽市としては従来から持ってございます。それに従いまして各メニューがいろいろあるわけでございますが、単年度単年度事業計画に基づきまして、予算の裏づけを求めながら事業を推進していると、こういうような小樽市の状況にはございます。

 

○横田委員

どのような事業というか、目玉事業といいましょうか、こんなようなことでスポーツの振興を図っているんだというようなものがあれば2〜3点で結構ですけれども。

 

○社会体育課長

例えば、先ほど委員もおっしゃられましたように、やはり明るく健康で市民一人一人がスポーツに親しむ、市民皆スポーツの街にするというような、そういうような気持ちを込めまして、やはり家庭及び地域の生活環境に即したスポーツの普及、具体的には本当に市民が身近に市民参加できるような軽スポーツから始める。具体的には市民歩こう運動それから市民スポーツ教室など、そういったような、余り細かく申しましても切りがございませんが、事業計画、さらにいわゆる市民参加型のスポーツ振興と、それからもう一つはスポーツ体育施設の整備充実、こういったものを掲げて事業を進めていると、こういう状況でございます。

 

○横田委員

何か余り、いや、わかりました。ひとつソフト面でいろいろなことがあると思います。ちょっと言えば、昨年の朝里の方で祭りがあったときに新たにマラソン大会をやろうだとか、そういったことで少しずつスポーツをだんだんやる人をふやしていこうというような、こういった増進をこれからも手がけていかなきゃならないのかなと思います。

振興のほかに選手の強化といいましょうか、スポーツ選手を強化する方策、最近小樽から有名選手というのがスポーツの関係で出ていないような気がしますが、これはやはり小学生レベルから、水泳なら水泳、陸上なら陸上に突出した強化方策というのが必要じゃないかなと思うんですが、そういったことを何か振興計画の中には挙げているんでしょうか。

 

○社会体育課長

事業計画の中にはスポーツ指導者の研修会というものを平成11年度から新たに設けまして、やはり競技力の向上それから競技人口の拡大などを目指すような形での講習会を新たに開設したと、こういうことが一つの目玉商品としてございます。

あとは、実際に今のお話ですけれども、レベルの高い選手をいかに輩出させるかということになるかと思うんですが、やはり現状の中では、私ども、体育協会あるいは指導委員会と連携する中では、なかなかやはり指導者の育成がちょっと難しい状況に来ていますので、今、そういうお話を今後どうしようかという話が実は先般の役員会議でも出ております。ですから、やはりこれは少し時間をかけながら、広く学校の先生方も交えながら、お話の機会を積極的に設けていかなければならないだろうと、こういうような観点でおります。

 

○横田委員

今、有名選手あるいはオリンピック選手なんかが出ますと、ジャンプなんかで非常にジャンプ少年団だとかジャンプ人口が一気にふえる。しかし、今はこういう有名選手がいなくなると、小樽市内、ジャンプがすっかりだれもいなくなったと。非常に有名選手が出ますと、子供たちも、よしやってみようかということになるかと思うんですね。そういったものが、確かに長い時間がかかるかもしれませんけれども、逆に長い目で見据えた方策をとっていかなきゃ、いつまでも有名選手はできない。有名選手といいましょうか、レベルの高い選手ができないのかなと思いますので、その辺の方策も今後やっていかなきゃならないのかなと思います。

スポーツに関しては、あと小樽市に武道館、柔道・剣道・空手、特に格闘技の専門の武道館というのが小樽市にありませんが、道内は、今調査中ですが、20都市ぐらいに専用の武道館があるかと思います。わからないなら構いませんが、小樽に柔・剣道あるいは空手等は、現在どういったところで練習あるいは大会などをやっておられるのかお聞かせください。

 

○体育館館長

総合体育館を利用しまして剣道の1団体、空手の2団体、合気道の1団体、少林寺など1団体が週2回ペースで練習しております。それから、柔道につきましては、柔道館、柔道の道場でございます。その他各地域の会場で練習をしているようでございます。

あと、大会につきましては、剣道・柔道につきましては、小樽後志地区で主に少年を対象にして約300人規模の大会を年1回、それから、市民大会で剣道・空手・柔道が体育館のアリーナを使用して大会をいたしております。それから、柔道につきましては、これまで2年に1回、国体の柔道道大会を体育館において開催しております。

 

○横田委員

柔道は、畳を敷いたら、アリーナというか、総合体育館で使用可能だと思います。ぜひ専用の武道館があれば大会もできる、練習も相当熱が入るというようなことで希望が出ております。ひとつその辺を、新たに箱をつくるのはなかなか難しいのであれば、学校の理解で跡地の利用なんかも含めて武道館というか、武道専門の施設なんかもこれから考えていかなきゃならないのかなと思いますので、よろしくお願いします。

この項の最後に、望洋のジャンプ台、下の着地台ですね、これは秋に町会等々、新光、朝里等でお祭りをやろうということで、雪のない時期の利用を一回考えておりますが、間もなくといいましょうか、冬になるわけですので、今年の計画、以前には何か一つだけ大会が入っているということをお聞きしましたが、その辺はどうでしょうか。

 

○社会体育課長

望洋シャンツェの関係でございますけれども、来年の1月に全道高等スキー選手権、これがジャンプとクロカンが小樽会場ということで、これは決まっております。ただ、望洋を使うか潮見台を使うという話がやはり高体連側にもいろいろありまして、その辺を今調整しまして、できるだけ望洋でいくような形でいきたいというようなことが、先般高体連の方から要請を受けてまいりましたので、一応望洋の方におおむね決定だろうと、こういうような形で今おふれが出ております。これは決定ですけれども、あとまだないのかというお話でございますが、今のところ、まだ残念ながら正式には決まっていないんですね。やはり全日本クラスとそれから道内の大きなメジャーな大会ということをまず単に見ますと、これが相当やはり早くから決まっている。特に冠ついている、それからワールドカップの関係もある。メジロ押しなんですね。そこにいかにすき間をくぐっていくかと、こういうようなことがありまして、しかも小樽の場合、冠がすぐ簡単につくような情勢でもないわけであります。ですから新たにつくっていただくようなふうに仕向けるか、それをいかによそから持って来るか、この辺の今争奪戦、これからも、今実は頑張っていますけれども、実現するかどうかわかりませんが、大いに応援をしていただきたいと、こう思っております。

 

○横田委員

記憶で申しわけないんですか、宮の森は、たしか年間100回近くの練習で使用しているんですね。小樽は練習するチームはないのかな、合宿だとか。その辺の誘致なんていうのはできないんですか、大会だけじゃなくて。

 

○社会体育課長

練習あるいは合宿の関係も含めて、宮の森もそうですし、名寄も実は相当数使われております。ただ、これにつきましても、相当早くからすべてスケジュールが決まってきている中で、1年後、2年後の話で随分来ております。ですから、我々その辺を、しかも温泉地域に近いこともありますし、そういった中で、できるだけこの中に、最大限努力すると一言言った方がいいと思いますけれども、方向に向けてそういうものを誘致できるような体制にもっていきたい。ただし、いろいろ整備費の関係が、費用がかかるということも一方ではあるものですから、その辺も努力してまいりたいと思っております。

 

○横田委員


◎ホームページへの議会報掲載について

今回の補正予算で議会報の関係の予算がいろいろ出されておりまして、3定から議会報をやると。議会報の内容その他形状については編集委員会で私も出させていただきましてやっております。小樽市のホームページがありまして、このホームページに議会報を、形はどういう形かは別にしても、議会報あるいは議事録なんかを載せて会議媒体だけでなく小樽市民だけでなく、いろいろなところからも小樽の議会が何をやっているのかということが見られるようになればいいのかなというような話が出まして。現在の、小樽市がホームページを開設してから相当たっていると思いますが、アクセス状況といいましょうか、細かい数字は結構ですが、伸びているあるいは全然見られていない、こんなことはないと思いますが、その辺の状況はいかがでしょうか。

 

(企画)安達主幹

ホームページのアクセス件数のことでございますけれども、これにつきましては平成10年12月から開設をしてございます。10年につきましては、おおむね月平均が大体2,300件ぐらいだったものが、11年度については3,500件ぐらいということで、1,200件ふえてございます。さらにまた、12年度の4月、5月の実績を見ますと、それぞれ4,500件、5,700件ということでございますので、開設当時に比べて相当大幅な伸び率というふうに思います。

 

○横田委員

小樽市のホームページに簡単に載せることはできるんですか。実質的に可能なんですか。例えば議会報でできたものをテキスト形式でもいいんですけれども。

 

(企画)安達主幹

議会報の載せ方そのものについては、いずれにいたしましても、技術的にそういったことは議会の中で必要であるということであれば、載せることについても具体的な検討はできるのではないかと、このように思います。

 

○横田委員

当然小樽市議会独自でホームページを立ち上げ、それに載せるのは普通でしょうし、そんな形の自治体が相当数あります。ただ、なかなかすぐというわけにもいかないでしょうから、現有している市のホームページにそういったことが載せられるかどうか確かめさせていただきました。

 

○委員長

以上をもって質疑を終結し、意見調整のため、暫時休憩いたします。