平成12年第4回定例会総務常任委員会〜平成12年12月15日

 

○横田委員


◎学校管理規則について

教育委員会にお尋ねいたします。

我が党の代表質問、中村議員、それから私も一般質問で、国旗国歌、それから校長会等々の連携、あるいは46協定云々、いろんな質問をさせていただきまして、教育長の方からがんばってやるんだという答弁をいただきました。答弁のコピーをいただきました行間からは、来年の実施率は相当上がるという気がいたしますので、期待申し上げます。

今日は学校管理規則について何点かお尋ね申し上げます。

その前に、現場での、小中学校での職員会議の現状の開催形態というか、どういう状態で職員会議が開催されているか、把握されている範囲でお示しください。

 

○指導室長

職員会議でありますけども、これは各学校におきまして、年間の計画等ございますけども、だいたい月に1度ないし2度、1ヶ月の授業、あるいは1学期の授業や行事内容等を見通す中で、それぞれその時期に応じた議題について協議をするということがひとつあります。それから、学校の教育推進におきましては、日常的な生徒指導等の問題もございますので、そういう点の連絡を行い、指導内容の徹底を図る、そういう点で開催されています。

 

○横田委員

学校教育法の施行規則の23条関係には職員会議という項目がありまして、23条の2、これは小学校の分ですが、小学校には設置者の定めるところにより、校長の職務の円滑な執行に資するため、職員会議を置くことができる、さらに23条の第2項では、職員会議は校長が主宰する、となっている。主宰は中心となる、全体を取りまとめるという意味だと思いますが、これはこの通りで間違いないでしょうか。

 

○(学教)総務課長

それは間違いございません。

 

○横田委員

現行、小樽市の学校管理規則ではどうなっているんですか。

 

○(学教)総務課長

小樽市の学校管理規則におきましては、職員会議として第8条に、校長は、校務の運営上、必要があるときは、職員の会議を開き、所属職員の意見を聞いて適正な学校の運営に努めなければならない。このように規定されております。

 

○横田委員

現行の当市の学校管理規則ですと、校長が主宰するというような文言はないように、今聞きました。校長先生は当然のようにその学校の管理運営をつかさどるトップであります。当然職員会議も校長自らの補助機関といいましょうか、そういう形で自らが管理していく、当然そこで出たことをいろいろ勘案しながら、最後は管理運営は自分の判断でなさるというのが当然ではないかと思うわけですが、道立学校の北海道立学校管理規則というのが道にありますが、これの一部を改正する規則が本年11月1日付けで各道立学校長に届いております。この中でも、今まで校務の分掌等という項目の中に、校長は校務の運営上必要があるとき云々という項目の中に主宰の文字がなかったわけですが、これを職員会議という新たな項目を作りまして、先ほどの学校教育法施行規則と同様に、校長はその職務の円滑な執行に資するため、職員会議を置くものとする、職員会議は校長が主宰する、こういうふうになっています。代表質問、一般質問等々でもいいましたが、なかなか校長先生と教職員の皆さんとがうまく連携を取れなくて、いろいろなさまざまな教育上の問題も出てきているということですので、ぜひ本市も管理規則を改定していただきたい。現在、この前の10月末くらいの新聞だったと思いますが、道内で各市町村教委で改正が今年済んでいる、私の記憶では30数市町村教委と記憶していましたが、現在の数はどのくらいですか。

 

○(学教)総務課長

現在、札幌市を含めた道内10万以上の都市を例にとりますと、既に改正を行っているのは、札幌市、帯広市、苫小牧市の3市が既に改正を行っています。それ以後、13年の1月1日改正は函館、室蘭、北見、江別の4市が予定している。検討中につきましては当市を含めまして3市ということになってございます。

 

○教育長

国の学校教育法施行規則の改正は地方分権とのからみで春になされたものでありますが、それを受けまして、北海道教育委員会は10月18日付けで道の学校管理規則を改正いたしました。その通知がただいまご指摘がありました11月1日の各道立高等校長宛の通知でございます。それを受けまして各道立学校では来年の3月末を目途に順次各学校で職員会議にかかわる内規や規則を改正する予定となっています。また、市町村の学校におきましては、今の総務課長の説明の通りでありますが、後志管内におきましては11月の下旬に1つの町が改正いたしました。現在各町村ではそのための準備・検討をいたしておりまして、来年の早い時期を目途に改正をいたしたいと言っております。私たち、教育長会議で後志管内は一致して改正すべきものであるということで、小樽市においても現在検討の準備を進めているところでございます。

 

○横田委員

学校管理規則は当然事務の管理運営に関する事項ということですので、教職員団体との交渉事項ではないと思います。今、教育長のお話では検討中とのことですが、早急に、他市町村の動きもありますし、もちろん道はそうですし、本市でも改正していただきたい。

こう思っているわけですが、いろいろな声が聞こえてきます。父母の皆さんの中から校長先生が大変でしょうと、先生方が強すぎますと、強すぎるというのは腕力が強いという事ではなく、いろいろな面で強いということでしょうが。勉強の進度も他都市に比べて遅れている部分が多いんじゃないかとか、こういう部分がその他もろもろ聞こえてきます。ぜひ、特に小樽、国旗国歌の問題も抱えておりますし、改訂を急ぐべきだと思いますが、いつごろ作業を具体的に進めるのですか。

 

○教育長

ただいま議会開会中でございますので、この議会が終了いたしましたら、教育委員会を開催いたしまして、その教育委員会の中で協議を進め決定いたしたいと、そういう心づもりでございます。

 

○横田委員

では年内ということでしょうか。

 

○教育長

教育委員会の開催は、定例会が月1回ということになっております。現在、当面、年度の新しい予算のことで教育委員会を年内に一度開催いたしたいと思っておりますけども、1回の協議でなかなか協議が進まない場合も予想されますので、ここ1月をかけて何回の委員会、あるいは協議を重ねて実施いたしたい、検討を進めたいと、そういうふうに、私、事務局としてはそのような計画を持っております。

 

○横田委員

わかりました。近々中にということだと思いますが、ひとつ管理規則改定されても、これが守られなければ、もちろん意味がないわけですので、守られる手だてだとか、それから教育委員会もしっかりバックアップされて、管理規則が厳正に施行されるといいましょうかね、にしていただきたいと思います。

私の方からは以上です。