平成14年第1回定例会総務常任委員会〜平成14年3月15日

 

○横田委員

◎陳情71号について

陳情の71号に関しましては、後ほど私の方からも討論をさせていただきます。

質問の前に、さきほど冒頭、協議の関係で理事会のお話が出まして、北野委員の方から、巧みな北野委員の話術によりまして、自民党、公明党によって意見陳述が阻まれたかのようにとられるご意見がございましたが、これはちょっと違うので、冒頭に、今日は皆さんがたくさんおられますので、ご説明をさせていただきますが、議会のルールがございまして、その場で意見陳述をさせてくれというのを、了解されているのを我々が断ったわけではありません。議会ルールがありまして、それを急に変えて出してくれと言うから、それはすぐにはできませんよ、ある手続にのっとってやりましょうということでお断りしたわけですので、その辺をひとつ誤解のないようにしていただきたいと思います。

 

◎再任用について

それでは、私の方からは再任用の点に関しまして、これは予特に付託されているわけですけれども、細かい部分は、当然、予特であれをしますが、私の方からは、現在、再任用の事務が進んでいると思います。前にお聞きしたときに、これは29名が再任用を受けられるということでございましたが、その後、変化がございましたら教えてください。

 

○(総務)職員課長

私ども、退職者の中で再任用を希望しましたというのは、その当時、10月末の調査でございましたけれども、29名が希望してございましたけれども、その後、本人のいろいろな事情等がございまして、現在、25名が再任用を希望しているわけです。

 

○横田委員

29名が25名になったということだと思いますが、何社かの報道で、各自治体の中で、再任用を凍結する、あるいは議決しないという自治体が出てきております。これは、民間の厳しい状況等々を反映して、そういう判断が出たのかと思いますが、以降、小樽市の場合、何かそういったことを、民間の状況の変化等々をとらえて、理事者レベルで、こうしなければならない、あるいは、こうした方がいい、極めて言いたいことをいいますと、凍結も視野に入れているのか、その辺の部分をちょっとお聞かせください。

 

○総務部長

再任用の関係につきましては、3回定例会以後、本当にいろいろと議会の中でもご質疑をいただいておりまして、制度として、年金制度の関係だとか、市の退職者の経験や知識を活用して再任用するのだという制度的に、全国的にこれが進められているという性格なのですけれども、確かに、今の社会情勢、経済情勢の厳しい中で、議会から、あるいは市民の方々から、そういういろいろなご意見が寄せられているのは確かでございます。

その中で、道内の状況、今の時点で把握しておりますのは、現時点で、議会の議決もいただきながら、制度を4月1日から実施をする都市が道内で26市になっている。そのほか、あと小樽市のように、1回定例会に関係議案をお願いしているというところがありますし、また、今、確かに委員が言われるように、道内の二、三市で少し動きがあって、凍結というような動きも出てきているのは事実であります。

その中で、はっきりと凍結ということでの意思を進めているのが1市でございまして、その市は、いろいろ聞きましたところ、再任用は2年間凍結するけれども、そのかわりに、退職する職員については市の嘱託職員として雇用するのだということの制度で、振りかわっているようでございます。

小樽市としましては、確かに、市の直接の職員ということで、嘱託職員を雇用するという方法もあるのですけれども、先日来、いろいろ緊急雇用対策の中で、市内の雇用状況が非常に悪いということで、特に、そういうリストラを受けた失業者を市で直接雇おうではないかということで今いろいろ動いていまして、面接など、いろいろなことを今盛んに進めている最中です。

そういう中で、実際、市の嘱託職員という形では、退職者は今、雇う計画はありません。そういう中で、はっきり区分していこうと思っておりますので、今のところ、そういう雇用の関係も図っていくのと同時に、厳しい財源の中ではありますけれども、我々職員の給与についても、ある程度削減していこうという方向づけをとって、財源にも充てていくというようなことで進めていこうということで、市民のご理解をいただきたいというふうに思っている次第であります。

そういうことで、4月1日からの再任用については、ぜひ進めさせていただきたいというふうに思っております。

 

○横田委員

わかりました。

もう一つ再任用に関する質問ですが、職員団体との折衝が当然続いていると思いますが、特に何か大きな問題点といいましょうか、進んでいないというのがありましたら、お知らせください。

 

○総務部長

これも市の職員組合とのさらに調整協議が必要でありまして、何回にもわたりまして協議を進めてまいりました。そういう中で、確かに国で示している報酬の基準というのもありまして、それが、小樽市は、最初は三つの段階で考えたりしましたですけれども、他都市の状況だとか、いろいろな方法を考えましたところ、一本化が必要だろうということになりまして、それで、組合側としても、できるだけ高い方を要請してきたのは確かですけれども、小樽市の財源状況だとか、それから、例えば、一応、地方公務員という立場ではかわりありませんので、そういう中で、国の指導にもよる各種手当の支給関係につきましても、ほとんどのものは出していかない、再任用の職員については出していかないというようなことを進めて交渉しておりましたですけれども、おおむね組合とは、何とか今の市の案でやっていけそうなという状況にはなっている段階でございます。

 

○横田委員

再任用の最新の情報をお聞かせ願いました。ひとつよろしくお願いします。

 

◎アウトドアスポーツの開催について

次に、教育委員会にお尋ねしますが、今年の1月に第6回アウトドアスポーツ、これは国の施策なのですが、これが後志地方、そして1月には小樽市の望洋台のジャンプ台で開かれたわけです。かんじきドッジボールをはじめ、さまざまな競技がありまして、大変な人で賑わったわけですが、これについて、地域住民の中からは、毎年やってほしい、続けてほしい、継続してほしいという声がたくさんあります。

国の施策ということで、国からお金が出たわけですが、来年度は当然出ない。これは何か全国持ち回りだそうですので、北海道ではなくなるわけですが、これについて、地域住民のもっとやってほしいという要望に関して何かお考えはございますか。

 

○(社教)上杉主幹

スノー・ワンダーランド・イン望洋シャンツェの今後についてでございますが、1月27日、小樽市望洋シャンツェで行われました第6回スノー・ワンダーランド・イン望洋シャンツェは、第6回全国アウトドアスポーツフェア小樽市実行委員会のメーンの事業として実施したところでございます。

当日は、好天にも恵まれまして、170名に近い民間のボランティアの支援をいただきまして、また、委員が今おっしゃいましたメーン種目のかんじきドッジボールやチューブスライダーなどに約4,400名を超える市民参加をいただきまして、無事終了したところでございます。

このことは、市民のアウトドアスポーツへの認識が深まるとともに、冬期間の運動不足や世代間交流に大きく貢献したものと認識してございます。

この後、今月末に実行委員会の総会が予定されてございまして、今後の在り方について協議することになりますが、市といたしましては、関係部局とも協議の上、この事業が今後とも継続されるように進めていきたいと考えてございます。

以上でございます。

 

○横田委員

ちょっと聞き漏らしましたが、参加人員は4,400と言ったのですか。

 

○(社教)上杉主幹

延べ4,400名を超えてございます。

 

○横田委員

私も会場に行ったのですけれども、人はいましたけれども、4,000人もいたとは、改めて驚きました。

今言われたように、ボランティアが170名でしょうか、集まりまして随分やったわけですが、今のご答弁ですと、来年もやっていきたいというようなお考えですが、予算面では大丈夫なのでしょうか、結構かかっているように聞いておりましたが。国のお金は出なくなりますよね。そのカバーはできるのかということです。

 

○(社教)上杉主幹

今後の予算につきましては、まだ決定してございませんが、いわゆる道の補助金を考えて実施できないかというふうに検討してございます。

 

○横田委員

それで、やっていただきたい。それから、秋にもあの場所を使っていろいろなスポーツ系の大会などをやっておりますので、望洋台のジャンプ台が着々と認知されてきているのかなというふうに感じております。

 

◎卒業式における国旗・国歌の状況について

最後に、今日卒業式が行われましたので、もしまとめておられましたら、本日の卒業式の国旗・国歌の状況などについて、わかる範囲でお聞かせください。

 

○(学教)指導室長

本日、中学校の卒業式が行われておりますけれども、卒業式が1時間余かかりまして、その後、見送り等で、私どもが出てくるまでには、まだまとまっておりませんので、その点については、現状ではお答えできませんので、よろしくお願いいたします。

 

○横田委員

終わります。