平成15年第1回定例会総務常任委員会〜平成15311

 

○横田委員

 

◎本庁・本部間の協定等の是正について

教育委員会の方に何点かお伺いいたします。昨日、何か国旗・国歌の件で質問があったようですので、そちらの方はお任せします。昨年の3定で、本庁・本部間、道教委と北教組本部の関係の協定の関係について、何点か質問いたしました。締めくくりは、今後どういう経過になっていくのか見守りたいということで終わったわけです。それで、あれから半年がたとうとしておりますし、ご答弁の中にありました12月末までどうする、あるいは年度末、3月も間もなく来ますが、それまでにどうするというようなお答えもありましたので、確認の意味でそれらについてご質問させていただきます。まず、本庁・本部間に3定の時点で21件の協定がありまして、うち北教組の関係は12件、高教組が8件、その他が1件ということでしたが、当然8月末で破棄されたものも何点かありましたが、まだのものもありました。これらの状況についてまずお知らせください。

 

(学教)総務課長

昨年の3定のときにお話しいたしましたが、本庁・本部間の是正の有無につきましては、たしか21項目、北教組と12件、それから高教組と8件、それと道教組と1件ということでお話ししたと思うのです。この中で、明らかに勤務条件のところで完全週5日と、そういうことで、完全削除の部分もございますし、一部考え方を修正して道教委の見解を導入していくというものもございます。そういう中で、9月1日時点で、すべてそれらにつきましては整理がされたというふうに理解しています。

 

○横田委員

本庁・本部間については、すべて破棄されたと、9月1日時点でよろしいのですね。

 

(学教)総務課長

ただし、12月の末を目途に廃止するといいますか、破棄するという申入れをしていたものについて、12月中に破棄ができなかった、本庁・本部間で破棄ができなかった、それについて1月4日付けで破棄通告をしたということで、21項目確認ということで、それにつきましては、1月4日付けで本庁・本部間で担当の方で破棄をしたということになっております。

 

○横田委員

今の申請の関係については、報告されていましたので了解しております。おおむね破棄されたということでしょうが、これを追認していた3項目というのがあったと思いますが、これについて現状どうなのですか。たしかありましたよね、教頭の選考うんぬん。それに本庁・本部間を追認しているという事実はどうですか。

 

(学教)総務課長

教頭の服務以下それぞれ4件ございましたけれども、それにつきましては、教頭の服務というのは8月末になって30何件ありますけれども、その部分については今回なくなりましたので、今後はなくなるというふうに理解しております。今、私が話した部分なのですが、本部・本庁間がなくなったことによりまして、3月末をもって本部・支部間で、市教委・支部間があればやはり3月中において是正をしなさいと、適切に対処するようにという指導があったところでありまして、今、2月末でありますけれども、後志教育局と小樽市支部との間の21項目確認について、これについては破棄通知をしたということで、3月1日以降、これについては効力がないということで、21項目確認の今後についてはそういう感じがするのですけれども、そういうことになってございます。

 

○横田委員

よくわからなかったのですが、3月末をめどに追認も当然なくなるということでいいのでしょうか。そんなふうに感じ取りました。ここら辺はこの市教委が関与できない部分でもありますのでいいとしまして、一つおりまして、市独自にやっていた例の58年の関係の4項目がございました。これの交渉状況といいましょうか、これについてはいかがですか。

 

(学教)総務課長

一番大きなのは、昭和58年の5月9日に、労働慣行にかかわる確認書と、それから7月の覚書というのがこの中で一番大きなやつです。これにつきましては、あと残りは少ないのですけれども、3月末をめどとして何とか是正していきたいと、そういうように考えてございます。

 

○横田委員

まだ3月末ですと、この次、質問できるかどうかわかりませんし、4定のときも12月末をめどにということだったので、何かまだ進んでいないのかなと思いますが、これも繰返しになりますけれども、58年の内容は皆さんももちろんご存じだと思いますし、議会でも何回も言われているようですから、どうしてこれが早くなくならないのかなという気がしてなりませんけれども、一つ今3月末をめどにということですので、その言葉を私信じて見守っていきたいと思います。そのほかに、今度は学校と分会ということになるのでしょうけれども、45校、今度42校になりましたけれども、、全校に183件の各種協定があると。これも分会は交渉単位でないというお話も前からいただいていましたけれども現実にそういった取決事項があるということです。183件のうち、本庁・本部間を追認しているようなのが154件もあるというご答弁を前々回ですか、3定でいただいおります。これらも本庁・本部間あるいは教育局・支部間ですか、いろいろな協定が破棄される、あるいはなくなっていく中で、削除されていく中で、これらだけが残っていくという話にはならないかと思いますが、これらについての現状をお知らせ願います。

 

(学教)総務課長

本庁・本部間の追認といいますか、しているものにつきまして、いわゆるさきほどもご答弁申し上げましたように、本体がなくなれば自動的に消滅していくというふうに理解しております。今現在、各学校において、どのような状況かということはまだ詳しくは聞いておりませんので、現況についてはお答えできない状況でございます。

 

○横田委員

もちろんすべての協定が悪いというわけではありません。中には必要なものもあるのでしょうけれども、明らかに法令の趣旨を損ねているという部分のものが厳然と残っているというのが解せませんし、20数年前に取り決められたものが、全く同じ形のものが見直しされないまま残っているというのも、これ一般市民にすると何かおかしいのかなということは、前にも申し上げましたし、今も変わらない気持ちであります。本通達、本協定が消滅したから自然的になくなるのだというお話ですけれども、これもどこで何がなくなって、それで何が残っているのだというのも、しっかりご指導されないと、いやこれは残っているのだ、あるいはこうだという現場あたりが混乱といいましょうか、錯そうするかなと思いますので、ひとつ最後に教育長の決意といいましょうか、3月末という一つの区切りがございますので、ここまでにどうしたいというような決意がありますればお聞きしまして、私の質問を終わります。

 

○教育長

さきほど課長から申し上げましたように、2月の末日に、教育局長から私のところに教育局・支部間の確認書等の是正についての通知がありまして、いわゆる21項目確認にかかわる両支部、これは小樽市支部とそれから後志支部ですが、書記長の質問に対する後志教育局企画課長の回答を添付いたしまして、いわゆる21項目あたりにも効力がないものとして取り扱うことになりましたので、平成15年3月1日以降効力がないものとして取り扱うことを、北海道教職員組合後志・小樽市両支部に通告したので通知します、そういう文面が来ております。ただ、これについて正式に教育庁が詰めて、具体的に内容がどういうものであったかということがまだないのです。21項目確認の中で主任制にかかわるものが18項目ありますが、それ効力なくなり、中に部活動にかかわる業務手当の部分がありまして、それが残っております。しかし、これは私ども市教委と小樽市支部の間でその無効確認をする必要はないという、そういう説明を受けております。ただ、各学校で独自になされたものについては、3月の末までに整理しなさいということです。そこで、考えますと、主任制にかかわる21項目確認の本体が無効になったこと、それから少人数指導にかかわるそういうことがなくなったこと、それから生徒指導、いじめ加配で、組合支部役員を配置している学校に、そういう道からの教員の配置があった。今年、小樽市内で全学校から一つもそういう希望がなかったということで、基本的ないろいろな不確実なというか、懸念されるような状況は皆無か、今ほとんどなかったと、そういうふうに承知しております。今後、私どもはやはり校長、教職員と信頼関係で、そして仕事を進めていってまいらなければいけないので、何が適切で何がいけないのかということをきちんと指導してまいりたい、そう思っております。