平成15年第4回定例会総務常任委員会〜平成151217

 

○横田委員

今のに関連してですけれども、この間も教育長にお伺いしましたけれども、周年行事の話、今回もしっかりやっておられました。これは協賛会の会長に聞きましたところ、教員たちの反対もあったけれども、PTAというか、協賛会の方でやるぞということでやったということですので、今後とも、地域の皆さん方の意向をしっかり酌んでいただきたいと思います。

 

◎自衛隊について

昨日の予算特別委員会で、自衛隊の話が出ました。今日も報道がされました。その中で、自衛隊の活動を否定するものではないがという前置きをしながら、学校現場への直接PRは問題と出ていますが、これは何がどのように問題なのかをお教えください。

 

○(学教)総務課長

この件につきましては、3年ほど前に海上自衛隊の体験乗船がございまして、直接学校にパンフレットを配布したと。そういうものを配布する際には、教育委員会を通してやっていただきたいという話を申し上げたところ、わかりましたと。ところが、昨年も同じようなことがありまして、再度そういうことできちんと教育委員会を通すようにという話をしたわけですこのたびもたまたま初めて昨日ですかそういう話を聞きましたものですからそういうことであれば、やはりきちんと教育委員会を通すようにということで、今日もたまたま小樽の募集事務所から電話がありまして、そういうことでお伝えしたところです。

 

○横田委員

体験乗船というのは、自衛隊の装備を見せるということですが、今回のは自衛隊の採用関係の説明会のビラということですねこういうことでこういう説明会があるからということですがこれちょっと違うのではないですか今おっしゃられたその体験乗船のこととは。

 

○(学教)総務課長

今回のは、どちらかといいますと自衛隊の生徒の募集ということで、一つの進路指導の一環ということで考えられるわけですが、その場合も、普通、自衛隊生徒といいますと、給料をもらいながら学生という身分をあわせ持って高校の資格を取得するということで、そういう意味合いでいけば、進路指導ということであれば、やはり教育委員会を通して、それから学校の校長の了解を得て進めていただきたいと、そういうように考えてございます。

 

○横田委員

教育委員会に事前に言えば配らせるということで、そういう押さえでいいですか。

 

○(学教)総務課長

やはりその内容を見せていただいて、文面もどのようになっているか見せていただいて、それから校長にお話ししたいと考えております。

 

○横田委員

私、その文章を見ていないからわかりませんけれども、自衛隊は自衛隊法に基づいて設置されている正規の組織ですよね、国の機関であります。公務員でもあります。そういうところが採用というのですか、高校の学校教育の部門を持っていて、中学生に働きかけている。当然、高校生にも働きかけている。それを、何か、昨日のご答弁を私も控室で聞いていましたけれども、悪いことのように聞こえたのですけれども、そういう感覚ではないですか。自衛隊の活動が何かおかしいのではないかというように、私は、そういうご答弁に聞こえましたけれども、いかがですか。

 

○(学教)総務課長

決して悪いという意味ではなくて、過去にそのような話を、私ども2回ほどしておりまして、話を通していただきたいと、それについては了解しましたということで、これまで伺っていたものですから、急にそういう話を伺ったものですから、それは問題だということで話したということです。

 

○教育長

数年前に直接学校に配布して、そして教職員がちょっと問題視するというような実例がありました。それで、私どもは、小樽の連絡所の方にたまたま来ていただいたので、話したのですが、教育委員会にお話しいただければ、学校に進路指導として進路指導主任にお話しすることはできますよということで、私どものところを通さないと、かえって各学校で校長なり進路指導の主任が、教育委員会は知っているのですかとかと、そういうことになりますので、そういうことのないように、事前にご一報いただくと。もちろん進路指導の一環であって、生徒が卒業して、自衛隊に行きたい保護者とも相談されてそういう進路を選ぶということはこれは当然ありうることですのでそういうようなことまで否定しようとは全く考えておりません。

 

○横田委員

今回のことも、通知なしに行ったということだけを言って、だめだというのであれば、それはわかります。去年も今年もということであれば、それは自衛隊の方の対応も悪いでしょう。ただ、昨日の答弁を聞いていますと、そうでなかったように聞こえましたし、今日の報道でも、学校教育部長は、今後、同様の依頼が来たら配布しない方向で対応していきたいと、はっきり明言されております。それから、教育長も、自衛隊が教育現場に直接PRするのはよいことではないと言っておりますね。報道ではそう書いております、どういうふうにされたかわかりませんけれども。事前連絡があるべきだということですから、そっちの方はいろいろ自衛隊の方にもお教えしなければならないでしょうけれども、昨日のをちょっと見て感じました点を聞かせていただきました。

 

○委員長

今朝、電話があったと言われましたが、そのときにはどのように募集の方に答えたのですか。

 

○(学教)総務課長

今回の募集事務所の方が、かわられていまして、そういう過去の経過を知らなかったということでお話しされたものですから、3年前にも話して、昨年も話しましたと。そういう中で、事前連絡なしでこういうことをされては困りますと話したところでございます。

 

○委員長

それでは、徹底するということですか。

 

○(学教)総務課長

それで、近々、この議会が終わりましたら、そういうことで考えています。

 

○教育長

毎年そういう部分で違いますが、私どもは所長にこういうふうにしていただきたいと話をするのですが、応募に歩かれる方は、自衛官を退官されてから、たまたま募集時期にそこでお仕事をされるということで、そこでの引継ぎがないということが事実だと思いますので、そういう話を申し上げたいと思っております。

 

○横田委員

募集に歩く広報官は現役の自衛官です。退官された者ではないですよ。事務所にいるのは、今は一尉の所長と、あと総務が何名かいます。私、募集相談員です。まだ2回目ですが。決して退役した方でなくて、現役ですので、指揮命令系統はしっかりしております。それであれば、なおさら事前連絡しなければならなかったのでしょうけれど。そういったことも考えながら、学校教育部長、今後は絶対配布しないということですけれども、そのとおりでいいのですか。

 

○学校教育部長

先ほど課長から説明いたしましたが、過去二、三年の経緯がございまして、その段階で私どもの方に必ず事前に連絡するようにとのことだったのですけれども、それが全くなかったものですから、私どもはそういうような発言をしたところでございます。今、課長が言いましたように、議会が終わりましてから、また、自衛官の方が来ますので、ゆっくりお話を聞いてみたいと考えております。思いと活字が違うようになってございますので、そこのところはご理解をいただければと思います。

 

○横田委員

今後のしっかりとした対応をお願いしたいです。

 

○学校教育部長

私ども、例えば路上でありますとか、市内でありますとか、そういうところで配布することについては全然考えてはございませんが、あくまでも校長とじゅうぶん話し合わない限り、私どもの思いと校長先生の思いが合わないとか、またいろいろな面で摩擦も生じますので、そういう面も含めまして、また、自衛官の方とお話しさせていただきたいと考えてございます。

 

○横田委員

 

◎高速道路整備について

次に、企画にお聞きします。先ほどの高速道路の関係の説明を聞きました。レジュメも読ませていただきましたが、事業評価の結果が出ているわけですけれども、この中でちょっとわからないのです。重みづけによって補正をし直して、総合評価が出されたと先ほど説明がありましたけれども、その重みづけというのはあまり聞きなれない言葉なのですが、これはどういうことですか。

 

○(企画)八木主幹

先ほどの報告の中でも申し上げました費用対便益という評価と、採算性、外部効果という三つの評価がございまして、この三つの評価を要素としまして、総合的に100点満点とするときに、それぞれの点数配分を行います。その結果、100点満点の何点かという評価をするということで、その点数配分のことを重みづけというふうに言っております。この配分の割合につきましては、国土交通省の道路事業評価手法検討委員会と、また、この委員会が都道府県知事等にアンケートをとっておりまして、その都道府県知事等のアンケート結果による評点の重みづけ、そしてもう一つ、昨年からの道路関係4公団民営化推進委員会が主張する重みづけと、3通りの重みづけが現在公表されております。

 

○横田委員

32位ということだったのですけれども、これでは、シーズン中は4位ですけれども。この32位というのは、今、三つ何かおっしゃられましたけれども、そのうちどのケースなのでしょう。民営化委員会でないですか。

 

○(企画)八木主幹

最初申し上げました道路事業評価手法検討委員会、森地委員会と言われているものの重みづけでございまして、費用対便益が39.5パーセント、採算性が24.7パーセント、そして外部効果が35.8パーセントという配分になってございます。

 

○横田委員

わかりましたが、この70区間中の32位が、いいのか悪いのか、ちょっと私は判断がつかないのですけれども、こうした評価がこれで終わりなのか、まだこれからもさらに状況は変わっていくわけですので、評価とか、その他いろいろなことがありますが、こんな評価はこれで終わりですか、まだやられているのですか。

 

○(企画)八木主幹

今回の事業評価につきましては、今後もう一度やるということでは聞いてございません。○横田委員

採算性の部分が出ていました。採算性では全国第22位、総合的評価に比べると高いのですけれども、これは道路公団になるか、新会社になるか、まだわかりませんけれども、採算性が22位なので、これはいいぞというふうになるのか、その辺の小樽市としての見通しはどうでしょうか。

 

○(企画)八木主幹

全国70路線のうちの22位ということで、比較的高い位置にはあるわけですけれども、道路公団の新会社の枠組みについて、いろいろ検討されているところでございまして、道路公団がどれだけの財源をもって整備できるかというところが決まらないと、何位までだといいますか、A・B・Cというふうになるわけですけれども、どこまでが整備できるかということが決まっていきませんので、この辺がわかるまではちょっと見通しが立たないということでございます。

 

○横田委員

見通しが立たない。素朴な疑問で申しわけありませんけれども、新会社と新直轄の大きな違いというのは何ですか。

 

○(企画)八木主幹

新直轄方式につきましては昨年の例で言うと1211日の政府・与党の申合せで決められたものですけれども国と地方とが財源を負担し合いまして整備していくという手法でございまして、一般的に本州では25パーセント、4分の1と言われていますが、北海道は特例で15パーセントの地方負担ということになってございます。この新直轄の場合ですけれども、費用対便益を高めるという目的のためにコストを削減するということがありまして、道路規格につきまして、設計速度あるいは車線数などについて、これまでの有料道路方式の整備に比べますと基準が低くなると、その結果、ルート変更などもありえますということで聞いているところでございます。また、新会社は有料方式で整備するようでございまして、これまで公団で整備していたとか、また、管理していたところでございますけれども、新会社とあるいは民間会社が整備するものでございます。この新会社につきましては、A・B・Cという3通りのしくみがございまして、Aと言われているものが道路関係4公団民営化推進委員会によって決められているもので、また、B・Cというのは、国土交通省の方で提案されている枠組みでございます。

 

○横田委員

今、三つのスキームというか、枠組み、A・B話をされました。Aは猪瀬さんのやつですね。Bは国がやりなさいというもの。Cは何ですか。

 

○(企画)八木主幹

B及びCはこれは両方とも国土交通省の提案によるものです本来Cということで提案したものですけれどもA案とあまりにも遠いということで、中間点、妥協点としてB案を提案しているということでございます。

 

○横田委員

どれになるか、もちろんわからないということですけれども、小樽・余市間がどれになるのかという、それこそ可能性の問題でしょうけれども、どちらの可能性が高いでしょうか。

 

○(企画)八木主幹

ただいまのご質問は、新直轄と新会社による整備がどちらがされるかということでお尋ねでありましたが、確かに知事が、採算性が非常に高いということで有料方式でお願いしたいという意見を述べたところではあるのですけれども、実際のところ、この25日に新直轄の第1次選定が行われますし、このときに、小樽・余市間につきましては、今、全国の32位という中間の位置にあるわけでございまして、しかも最近の情報では中くらいの順位のところも対象となるというような情報もございますし、全くその新直轄の部分というものの見通しが立ってございませんので、そういう中で、今、新会社なのか、新直轄なのかということの判断は難しいものと考えてございます。

 

○企画部長

今、主幹が答弁した部分なのですけれども、少しつけ加えさせていただきますけれども、基本的に先ほど説明申し上げたように、道としては採算性の部分、同じCでも採算性の高い小樽・余市間について、有料道路という、こういう方式を求めて意見を述べたと。ただ、問題は、今度、では新会社でやるということになると、先ほど言ったようにA・B・Cのランクづけ、いわゆる枠組みがどうなるのかということによっては、いわゆるAランクというのでやるとなると、極めてこの採算性が求められていますので、小樽・余市間のCランクのところがそこに該当するかどうかというのが、かなり注目になるのです。ですから、新会社のAでやるということになると、AとかCとか出ていますから恐縮ですけれども、いわゆる格付のCという部分の、道路の格付と、それから新会社のA・B・Cというような変化があるのですけれども、そこのところが、ちょっと難しいのです。そういう意味では、新会社がAでいくという形でいくと、例の委員会の委員の意見の方ですから、今、政府の方はどちらかというとその方向で動いているのは確かなのです。ですから、情報的には、Cランクの道路を早期にやっていくというのはかなり厳しい要素も出てくるかなと。ただ、いわゆる自民党を含めた与党の考え方というのは、Bランク。Cはもう欄外ですが、Bでもって事業をやったらどうだという意見もありますので、有料であっても、AでいくのかBでいくのかで相当事業化の進みぐあいというのが変わってくるかなというふうには思っています。

 

○横田委員

なかなか25日どうなるか。昨日の新聞にも、小泉首相が石原国土交通大臣といろいろ話をして、与党の調整に臨むように指示しているところですね。どんな方式になるかわかりませんけれども、早期にできればいいなというふうに思っていますので、期成会の方もよろしくお願いします。その辺企画もひとつ一生懸命お願いいたします。

 

◎からまつ公園の運営ハウスについて

からまつ公園にクロスカントリーの練習場がありますが、ここの管理・運営についてお知らせください。

 

○(社教)社会体育課長

からまつ公園の歩くスキーのカントリーコースでございますけれども、ここの運営につきましては、社会体育課がみずからやっていくとなってございます。それで、実際には、社会体育課の職員がそこに張りつくことができませんので、スキー連盟の皆様の協力をお願いいたしまして、ボランティア的にスキー連盟の方々もそこでついているという形にはなってございます。

 

○横田委員

ハウスがありますが、あのハウスはどう使われているのですか。

 

○(社教)社会体育課長

冬期間のハウスの利用の方法でございますけれども、開放をしてございますのが、毎年1月の年明け早々から3月いっぱいまででございます。そこで、からまつ公園の運営ハウスにつきましては、午前10時から午後4時まで、その期間、開放してございまして、休憩に使っていただいたり、それからトイレを利用していただく、そういう形をとってございます。

 

○横田委員

それにはスキー連盟の方が、ボランティアでかぎをあけたり閉めたりしているということで押さえてよろしいですか。

 

○(社教)社会体育課長

スキー連盟の皆さんにお願いしていますのが、ボランティアでございます。

 

○横田委員

利用者から相談がありまして、16時、実際には1550分でしょうか、準備をして16時に閉めるということですので、それ以降の練習する者が着がえの場所がなくて、車の中で着がえをするとか、汗をふく場所がないとかということで、もう少し一、二時間延長できないだろうかというお話です。スキー連盟の方が言っています。それで、今言ったように、かぎの管理は我々とかはもちろんやらせてもらって構わないというお話ですが、教育委員会の方ではその辺の見込みといいましょうか、それはどういうふうに考えていますか。

 

○(社教)社会体育課長

先ほどもお話しいたしましたけれども、一応、午前10時から午後4時までが歩くスキーのコースのオープンの時間でございますが、それに伴いまして、運営ハウスにつきましても、午後4時に一応クローズしているということでございます。なぜこの4時かといいますと、当然冬季間は4時になりますと、もうかなり暗くなってまいりまして、3時50分ぐらいまでに、スキーの練習といいますか、コースを歩くのをやめていただきまして、50分までに運営ハウスに入っていただき、着がえなり、暖をとっていただく、それからトイレを利用していただいて、4時に閉めているという状況でございます。ただ、これ確かに1月早々となりますと、もう暗いということでございますけれども、2月、3月となってまいりますと、だんだん日没の時間が長くなってまいりますので、当然スキー連盟の方とも、そこのところをよく話し合いまして、時間の延長ができるのかどうか、いろいろと検討してみたいと考えてございます。

 

○横田委員

私も4時ぐらいに行ってみました。確かに暗いですけれども、照明も若干ありますし、林の中までずっと入っていかなければ、あのグラウンドのところ、あそこで練習する分にはじゅうぶんできると思います。実際に高校生等が練習に来るのは、やはり4時ぐらいになってしまうらしいのです。そうすると、行ったらもう閉まっているのでは、全然着がえができないということがありますので、かぎの管理も運営もボランティアでやりたいという意向ですので、費用もかからないと思いますので、ぜひ時間の延長、管理、ハウスの開く時間の延長を、今、課長の話ですと、検討するということですけれども、ぜひお願いしたいと思います。部長の方から、一言お願いします。

 

○社会教育部長

今も課長から答弁申し上げましたように、スキー連盟の方と、どういう形で運営していくことが一番ベストなのか、じゅうぶん協議をさせてもらいます。