平成16年第3回定例会総務常任委員会〜平成16922

 

○横田委員

◎水泳講習会の現状について

オリンピックあるいは野球などでスポーツの話が盛り上がっていますが、スポーツの振興ということでお聞きしたいと思いますが、夏に、蘭島で行われています水泳講習会ですが、70数年前から続いているということで、私も小学生のとき行きましたけれども、その現状についてちょっとお伺いしたいと思います。

 

○(教育)学校教育課長

水泳講習会の現状についてでありますけれども、水泳講習会につきましては、大正5年に第1回目の講習会を開催して、今年で79回という形になってございます。ただ、生徒の数の減少によりまして、この水泳講習会の方も、平成8年度、7年度ですと、だいたい600人近くの生徒がいたのですけれども、今年度については191人という形で下がってきているという現状であります。場所については、蘭島の海水浴場の浜茶屋を借りて行って、今年の場合でいきますと、7月28日から8月3日の7日間で行っております。受講者は小学校の4年生以上の生徒を対象にしてございます。

 

○横田委員

たいへん人数が減っているということですが、当然子どもも減っていますので、ある程度の減少は予想されますが、子どもの減り方よりも極端になっているのです、今のですと。そういうことでいいですか。

 

○(教育)学校教育課長

小学校に上がる児童・生徒の減少数より、この水泳講習会に参加する児童の方が減り幅が大きいというふうに押さえてございます。

 

○横田委員

何か原因というか、分析しておられますか。

 

○(教育)学校教育課長

原因と申しますと、やはり最近の子どもの遊び方が変わってきたといいますか、家でテレビゲームだとか、表でなかなか遊ばないといいますか、そういうふうにしないということもございまして、減ってきているというふうに考えております。

 

○横田委員

講習会を運営する関係者からお聞きしたのですが、そういった事情があって、何か来年あたりは、その運営というか開催自体が危ないのではないのかというような、ちょっとそういう心配の声が聞かれたのです。今、参加者から費用をいただいているのですね。幾らですか。

 

○(教育)学校教育課長

受講料については8,000円をいただいておりまして、そのほか交通費については、別途いただくという形になっております。

 

○横田委員

参加費をいただいていながら運営が難しくなってきたということは、経費がたくさんかかるというふうな感じなのですが、そういうことでよろしいですか。

 

○(教育)学校教育課長

運営が難しくなってきた原因というのは、確かに生徒数が減って、費用が入らなくなってきて、例えば生徒5人に対して1人の指導者をつけるとかという形で安全を図ってやっておりますので、かなり指導者が多く要るわけですから、そういった方々に対する謝礼的なものもありますので、そういったことを考えますと、生徒数が減ってくると、どうしても運営費が苦しくなってくるという事情もちょっとございます。また、教職員OBの指導者が多くなってきている、どうしても現役が少なくなってきているという現状になっていると。

 

○横田委員

冒頭触れましたように、70数年の歴史が、79回ですか、我々も子どものときに習いに行って、救助の方法などもあわせて習いましたし、それからそこから水泳の選手なども育ってきたのかとも思います。ぜひそういった芽を絶やすことなく、続けていっていただきたい。いろいろな工夫をしていただきたいというのが本心であります。来年は80回ですので、たぶん80回やっていただけるのではないかと思いますけれども、今後の教育委員会、市から補助金みたいなものが出ているのですか。

 

○(教育)学校教育課長

市から補助金は出てございます。

 

○教育長

水泳講習会の最終日に、市民会館で関係した教職員が集まりまして、教育委員会と反省会をいたしました。そのときに水泳講習会の会長が来年は80周年だからみんなで頑張ろうというそういうことで継続を決意しましたし向井流水法会とか赤十字の方々も応援をしたいというふうな発言もございますので、頑張って続ける方針、そういうふうに考えてございます。

 

○横田委員

すばらしい結びで、来年度が期待できます。

 

◎手宮陸上競技場のトイレについて

何回も出ているのですが、手宮の陸上競技場の中のトイレの関係です。トイレ自体は建設部維持課の方の所管ということなのでしょうが、競技場は3億円かけてすばらしい施設となりまして、もう札幌からもずいぶんいろいろな選手が練習に来るのです。近くて安い、あるいはすいているというか、すぐ競技ができるという、大会などでもだいぶふさがっているようですけれども、大きい大会になると、全道でもジュニアなどでやると、500人、600人が来ますので、そういうときに今のトイレの態勢では非常にふじゅうぶんかと思いますが、その辺の見解は教育委員会でどういうふうに考えておられますか。

 

○(教育)生涯スポーツ課長

手宮陸上競技場のトイレの関係でございますが、委員がご指摘のとおり、現状では陸上競技場に仮設のトイレ4基と、それから隣接する公園の駐車場に水洗のトイレが1か所ございます。また、大会等があるときには、末広中学校の学校のトイレも開放してもらうということで対応しておりますが、多少不足する面があろうかと思います。隣接する公園のトイレにつきましては、所管が建設部となっておりますので、建設部の方とも、増設について可能なのかどうかを含めて話合いを進めていきたいと考えてございます。

 

○横田委員

仮設が確かに4基あります。これは教育委員会の所管だと思いますが、私も入りますが、きれいではない。先日は、かぎがかからないところもあって、父母が子どもの入った外側からドアを足で押さえているというような、そんな風景もありました。公園の方は、今言ったように建設部ですが、水回りは来ているわけですし、もう少し今の施設を何とかするという程度であれば、そんな巨額の費用もかからないと思いますので、今、検討されるということですので、建設部と入念な打合せをしていただきまして、トイレの有効活用化をお願いいたします。