平成17年第4回定例会総務常任委員会〜平成171219

 

○横田委員

小前委員の質問の中に朝里小学校のあゆみの通信欄の話がありましたが、懇談をしているのだからあゆみを書かなくてもいいのだという教員のお話のようです。しかし、私が思うに、面談で足りない部分をあゆみの記載欄で補うのではなくて、そんなことを言うと、そうしたら書いているところが個別面談をちゃんとやっていないのかという話になりますから、どうも何か教員のおっしゃることが社会常識とはかけ離れているのだというふうに思います。というのは、先日、朝里小学校でつい最近、校長、教頭、保護者、それから地域の住民の方々が集まる会が3回ほどありまして、私もその1回に出させてもらいましたが、主題は交通安全マップのつくり方の話だったのですけれども、何でもいろいろな話ということで保護者の方からたくさんの話が出ましたが、その中でも今のあゆみの通信欄の話は当然出ましたし、これは皆さん当然書いてくれということです。それから、新聞に1年生の顔なんかが何か連載で載っている記事がございましたが、「うちの朝里小学校はいつ載るのですか」と校長にお聞きしたところ、「いや、うちの学校は載せないことにします。プライバシーの問題があります。保留を申し上げています」と言っていましたけれども、親たちはもうがっかりしていました。そんなふうにいろいろ地域の皆さん方と要望なんかを取り入れてくれるようにその場でもお願いしましたけれども、教育委員会からもひとつまた御指導をお願いいたしたいと思います。

 

◎江西区との交流について

つい先日、また江西の、日本読みでカンザイと言うのでしょうか、向こうの呼び名がわかりませんけれども、区庁長が来て表敬訪問を受けられたようですけれども、前の話ですと、私一般質問か何かで言ったときには、年内に姉妹都市までいかなくても、何か交流をしたいのだというお話でしたけれども、どうなのですか。その辺は何かお話がありましたか。

 

○(総務)秘書課長

カンソグと読むのだそうです。ソウルの中の一つの市です。つい一月ぐらい前ですけれども、区庁長と、それから向こうの商工会議所の会長等が20数名おいでになりました。今のところの交流というのは、あくまで民間サイドといいますか、学校であったり、そういう企業経営者同士の交流部分になります。これからのことでございますけれども、今のところ、先方に小樽市との交流を深めたいという民間の組織が立ち上がったようでございまして、小樽市側にもそれに見合うといいますか、そういう民間の団体ができれば、まずその辺の団体の交流から始めて、行政がそれをバックアップしていって、将来的に行政間の交流ができれば大変うれしいということを申されておりました。私どもの方といたしましても同様の考えでおりまして、今のところその時期は申し上げられませんけれども、恐らく年を明けましてなるべく早いうちに民間同士の交流ということで縁結びができるのではないかと期待しているのですけれども、それを踏まえて行政同士の交流を深めていくという形になっていければと思います。

 

○横田委員

わかりました。よろしくお願いします。

 

◎ことばの教室親の会の補助金不正使用について

教育委員会にお尋ねしますが、「小樽地区ことばの教室親の会」という組織がございますが、これはどんな組織なのかを聞きます。

 

○(教育)学校教育課長

小樽地区ことばの教室親の会ということですけれども、これは小樽市の言葉に不安のある小学生の児童のために「ことばの教室」という教室を開設してございます。そこを利用されている親の方、OBの方、そういった方々で組織しているものでありますけれども、事業としては例えばことばの教室の育成とか、児童施設の充実とか、それから会員の親ぼくとか、そういった形を事業としてやってございます。会長、副会長という形で事務局長も置きまして、それぞれ組織的になってございまして、会のあり方としては総会が最高決議機関でございますけれども、三役会なり理事会なりを持ってそれぞれ物事を決めていくという組織でございます。

 

○横田委員

会員は何名ですか。

 

○(教育)学校教育課長

これは任意団体でございますので、私どもの方で会員を何名とかという押さえ方はしてございません。

 

○横田委員

小樽市なり、小樽市教育委員会なりが若干関係しているのかと思いますが、どういうふうに関与されているかをお尋ねします。

 

○(教育)学校教育課長

先ほど答えましたけれども、任意の団体でございます。それで、ふだんの活動とか、そういったことについては私どもの方で関与してございませんけれども、たまたま平成15年8月にこの親の会の全国大会が小樽で開催されました。その開催に当たりまして、市として30万円の開催についての補助金を出してございますので、関与していると言えばその補助金の使い方、そういったものについては市としても責任を持つということでございます。

 

○横田委員

報道が各社でされましたので、皆さん御存じかと思いますが、春先ですか、30万円の補助が入っている中から10数万円の不適正な支出があったということが報道されまして、私は今言ったように教育委員会が経費面で関与しているということでありますから、当然、会全般に対するお金の使い方とかいろいろな面で指導できる立場にあるのかと思っておりますし、調査もなさったということでありますから、いろいろ指導もされているのだと思います。

それで、新聞に出た時点で、一応その決着を見たのかというふうに私は思っておりましたが、どうもいまだに内部でいろいろ問題があるようにお伺いしております。現実に我が会派の方にも複数の方が相談に参るということがありました。報道されたときに、不適正な支出があったので、その分は社会福祉に寄付すると、何かそういう言い方だったと思いますが、その辺はどういうふうに確認をされていますか。

 

○(教育)学校教育課長

平成15年8月に大会があって、市の方から30万円の補助金を出したわけですけれども、それに伴いまして平成16年9月にでしょうか、市長、教育長に対しまして、それぞれ投書がございまして、どうも補助金がきちんと使われていないというか、きちんと会員に説明されていないという、そういった投書がございました。具体的に言うと請求書が2枚あって、お金がどこへ行ったかわからないというような話でございました。それで、私どもの方も、先ほど申しましたけれども、市として責任がございますので、きちんとそれは調査をしてもらおうという形の中で、その会の方に会長、会計の方も含めて話をしておりました。

それで、調査結果をいろいろ出してもらいまして、私どもの方で見た結果、やはり請求書が2枚ございまして、そのうち185,000円という金額の使われ方が適正ではないという形で、大会の会計、市が出した補助金の関係ではなかったのですけれども、交流会という中でそれぞれ会員の方が大会が終わった後に親ぼくをするという会のお金でございましたので、直接市の30万円に対しては関係ございませんでしたけれども、ただそういった使われ方というのはやはり適正ではないという形の中で、私どもも指導いたしまして、今年4月28日に全国大会が静岡県で行われましたので、そちらの方に、その部分についてはそういった交流会に参加した会員の方からそれぞれお金を任意に集めたといいましょうか、そういう形の中で集金して支払いしたというふうに聞いてございます。

 

○横田委員

任意団体ですから、不正があってそれは申しわけないということで、調べて細かくどうしろこうしろという話にはなりませんから、ちゃんとやっていればもちろんいいのです。ただ、先ほども申しましたように、いまだに不正会計を発見した方たちを除名にした、除名された人たちが組織人として組織から除名されるということは大変なことですから、なぜ除名されたのかという理由をお聞きする。お聞きするけれども答えない。そんなやりとりが堂々めぐりをしているそうであります。内容証明とか何か厳しい措置もしているのですけれども、一向にはっきりした除名の理由がわからないまま今もいるということでありますので、私もどちらがいいか悪いかは、片一方の話しか聞いていませんので詳細についてはわかりませんけれども、教育委員会として、その辺はしっかり調査なりいろいろ話をお伺いして、せめてというか。組織ですから除名するということがあってもいいと思います。しかし、それはやはり、こういうことだから除名したのだというふうにすると、除名された方もしっかりした理由を聞けば納得するというお話でありますから、この辺もしっかりと今後教育委員会がどうされるのか、指導されるのか、先ほど言ったように、今、任意団体なので、いや、もう関係ないと言うが、私としては指導してほしいと思いますけれども、最後にその答えだけを聞いて私の質問を終わります。

 

○(教育)学校教育課長

親の会の全国大会の185,000円の不正使用といいますか、それにかかわって、会の中でいろいろと会員同士でお話しされているということは私も聞いてございます。ですから、今、横田委員の方からお話がございましたけれども、機会をとらえまして、そういったことについては親の会の会長なり、また違う方々のお話も聞いてみたいと思っています。

 

○横田委員

はい、わかりました。

 

○委員長

自民党の質疑を終結し、平成会に移します。