平成18年第2回定例会総務常任委員会〜平成18年6月22日

 

○横田委員

◎小樽市の財政について

1点だけ簡潔に聞きますが、財政というか、夕張市ですが、ずいぶん連日報道されていますが、例の一時借入金で、ずいぶんまた負債が増えたという話も昨日聞きました。昨日のことで、「ヤミ起債」というのでしょうか、いわゆる知事の許可を得ないというか、地方財政法違反ではないかというその「ヤミ起債」があったと。これは、夕張市の手法というか、あるいは第三セクターとか、公社関係のその債務負担行為を利用したという話ですが、今日の報道で、また空知管内の何市町かが、産炭基金とかというのがあって、それを使った「ヤミ起債」というのが発覚して、道もわかっていながら何も言わなかったというのか、そんなことが報道されていました。私が心配するのは1点だけれども、小樽市もそういった地方財政法違反ということなのかちょっとわかりませんが、いわゆる「ヤミ起債」という手法で借りているお金、言い方がちょっと嫌ですけれども、地方財政法による道知事の許可を得ないで借りているお金というのは現在ないということを確認をしたいわけですけれども、よろしいでしょうか。

 

○財政部長

私、「ヤミ起債」というのがどういうものかちょっとわからないのですけれども、いわゆるその今報道の中でいろいろ言われております決算とか、予算の資料からは把握できなかった、いわゆる一時借入金といいますか、これについては今議会でもいろいろ御質問がございまして、私どももそれはやっております。ですから、特に年度末なんかの残高もございます、先般も財政課長が答えましたけれども、やはり税を集めたり、国からの補助金が入ってきたりというのは、それは恒常的にあるというわけではなくて、時期がある程度決まっていますから、どうしても、それではその業者への支払あるいは職員給与の支払、こういったものを定期的にやっていかなければならない。その間、やはり入りがない分を何とかして、一時的に金融機関から調達して、それもなおかつ見積り合わせ等で低金利のものを選択して、そういった調達でやっているということはございますけれども、地財法に違反してうんぬんという形は、私の方ではとっていないというふうには思っています。

 

○横田委員

もちろんそうだと思いまして、その確認ということなのです。過去に小樽水族館公社ですか、その辺で何か借りたというか、運用の方法なのでしょうけれども、実質的には地方債を借りないでやったこともあったようにも伺っています。今はないと思いますけれども、そういった確認だけでございました。いいですね、それで、全くないということですね。私の言う「ヤミ起債」というのは、報道でしか、定義づけされているのしか見ていませんけれども。

 

○財政部長

いわゆるそのいろいろな第三セクターに対する損失補てんとか、債務保証という形をやる中で、いろいろな資金融通とかなんかということがあったのかもしれません。ただ、私どもにおいては、過去には水族館とか、そういうところには損失補てんあるいは債務保証という形でやってきた経過はございますけれども、今はそういう第三セクター等については、私どもは既に全部終わっていまして、もちろんそれをやったのは議会の議決をいただいてということが前提でございますけれども、今はそれはもう全くございません。

 

○横田委員

わかりました。