平成11年第4回定例会予算特別委員会〜平成11年12月17日

 

○横田委員

◎ごみの減量化について

ごみの減量化については、行政の努力とともに、市民が高い意識をもってごみを出さないようにしてもらうことが大事である。家庭用ゴミの大部分を占める生ゴミの処理のために、家庭用のコンポスト等の生ゴミ処理機があるが、これに対する市の助成金額と利用状況を示せ。

 

(環境)品田主幹

助成金は一世帯あたり、屋外用1個に付き2,500円、屋内用は一世帯当たり2個までで1個に付き1,000円である。この助成は平成5年度から開始しており、10年度末で3,026個助成している。今年度については、12月当初段階で交付決定しているのは3,181件であり、トータル3,300件程になっている。

 

○横田委員

生ゴミ処理機は安くて5万円、高いと10数万円だが、これに対する助成が、2,500円では低額すぎないのか。

 

(環)品田主幹

それは電動式の話と思うが、その助成は行っていない。

 

○横田委員

1個5,000円程度で売っている単に入れるだけのものか。

 

(環)品田主幹

家庭用の屋内、屋外用のものであり、価格的には4,000円から6,000円のものかと思っている。

 

○横田委員

他都市の例で、上限が5万円位補助、割合も3分の2までという所もある。ただ、入れるだけでは冬期間は使い物にならない。電動式、バイオ方式のものは、家庭系ゴミの処理に効果があるのかと思う。市長も買い求めたようだがいかがか。

 

○市長

生ゴミの乾燥機を購入した。庭なり、畑の肥料にしている。購入額5万円前後したのかと思う。

 

○横田委員

今後、電動式に対する補助を行う考えはないか。

 

(環境)品田主幹

ここ数年の中で相当機種が出回っており、今後、機能面や利用面でいろいろ技術開発がされ、購入しやすい価格になるのではと考えており、市としては道内都市の助成状況を見ながら、取り組みを研究したいと考えている。

 

○横田委員

本市が目標とするゴミ減量化につながっていくと思う。是非、検討願いたい。

市民の一日のゴミ排出量は昨年と比較してどうか。

 

(環境)管理課長

家庭系一般廃棄物の一人当たりの排出量だが、平成10年度実績で873g、平成6年度857g、平成2年度837gという傾向であり、少しづつ増量している。

 

○横田委員

例えば、一日一人20gから30g減らそうというキャンペーンをして、市民のゴミの減量化に対する高い意識付けをしてはどうか。減量化に向けて、市庁舎が見本にならなければならない。コピー用紙、トイレットペーパーなどで再生紙の利用、庁舎内の各部署でビン・缶の分別・資源化、建設残土や廃材の再利用等、具体方法を示せ。

 

(総務)総務課長

庁舎自身から出るゴミということになると、他から送られてくるいろいろな刊行物、行政で自ら発生せしめるいろいろな紙類、ビン、缶などで、外から来る物については市自身として制御することは難しい。行政事務から発生するものはできるだけ再生紙の活用を図り、広報紙やごみ広報は再生紙を活用している。指定物品についてはコピー用紙や封筒は再生紙、文房具についても再生資源で作られた製品等をできるだけ活用する努力をしている。なお、缶やビンについては市の行政事務から出るものではないはずだが、これは職員や来庁される方から出てくるので、できる限りビン、缶はスチール缶とアルミ缶に分けるという形で処理を進めており、全面的に行き渡っていない部分もあるが、それらについてはできるだけ啓発を進めていきたい。新聞やコピー用紙については、古紙回収という形で定期的にまとめて出しており、溶解物についてもそのような処理をしている。できる限り省資源として間接的に効果のあがるような対策を今後も進めていかなければならない。

 

○横田委員

直接庁舎からでるゴミとして、食堂の生ゴミの取扱い・処理を示せ。

 

(総務)総務課長

直接把握していないが、事業所として、市と係わりのない部分のゴミとされている。

 

○横田委員

生ゴミはもちろんだが割箸もゴミとして当然出ている。ゴミを減らそうというのであれば、割箸をなるべく使わないという方向で、自分で箸を箸箱に入れて持ってくるのも良いと考える。これが市民に浸透すればゴミはまだまだ減量となると思うがどうか。

 

○総務部長

同感である。身の回りからやっていって輪を大きく広げていく。提言の食堂の箸の件は竹箸に変えて洗って使う方向もあると思うので、改善に向けて検討したい。

 

○横田委員

箸を持ってくることは、そんなに難しいとは思わない。使い終わったら自分で洗う。その辺も思いきってやっても良いと考える。