平成12年第2回定例会予算特別委員会〜平成12年6月28日

 

○横田委員

◎総選挙期間における謀略ビラについて

質問の前にですね、先ほど共産党の北野委員の方から、このたびの総選挙に関しまして質問がございまして、その質疑の内容でですね、選挙活動中に謀略的ビラがまかれたと。その配布者が―――――――であるかのような発言がありました。これは公党に対する、―――に対するですね、とんでもない言いがかりであると思います。マスコミ等の報道で、その謀略ビラが全国的あるいは小樽市内で配布されたことについては承知をしておりますが、―――が配布したという事実確認はされているのでしょうか。

―――――はですね、政策を前面に打ち出して正々堂々と選挙戦を進めてまいりました。

先ほどの北野委員の発言で、全国的あるいは市内に配布されたとされるその謀略ビラを―――――――が配布したとの発言は、全く根拠のない、憶測の域を出ない発言であるとここで申し上げておきます。この後議事録の精査等もあるようですので、その結果によりましてはですね、北野委員の発言の取り消しを求めることなどは考えておりますので、一言申し上げておきます。

それでは質問に移らさせていただきます。

 

◎生活安全条例について

昨年4定の代表質問で生活安全条例について質問させていただきました。制定はどうなのかということですね。平成9年に公明党も生活安全条例の必要性について触れています。ご答弁の中ではですね、今後は関係機関あるいは団体と緊密な連携をとっていくようなご答弁がございましたが、昨年以降、この生活安全に関する何か進展といいましょうか、横の連携をとっただとか、そういったことはございましたでしょうか。

 

○市民部次長

昨年の4定で本会議で代表質問ございまして、それ以降の進展ということでございますけれども、いろんな団体がご答弁の中で申し上げましたけれども、小樽市内にございましてそういった団体との連携を図るという意味での例えば会議を開くだとか、そういった具体的なことは実はしてないわけでございます。ただ、今年3月でございますけれども、いわゆる市民の生活の安全を守るという観点から小樽警察署の方と話し合いをした事実がございます。たまたまその担当課長がこの4月にかわりまして、その後うちの方からも、引き続いていわゆる市民生活の安全を守るという観点から、市の方と小樽警察署とのお話し合いをしていきましょうということで申し入れをしてございまして、なるべく早い機会にそれをやっていきたいということが1点ございます。

それから、いろんな団体との話し合いの場というのは、実は生活安全条例をつくった場合の安全推進協議会のようなそういう大きな全部を網羅したものというのは小樽市内でないわけでございますから、答弁で連携を保っていくというお答えしているのですけれども、例えば青少年の関係ですといろんな団体が入っていて、例えば青少年センター運営協議会、そういった中だとか、それから今この4月1日から始まります社会を明るくする運動の実施委員会、例えばこの実施委員会には総連合町会、小中学校の生活指導委員会、社会福祉協議会、防犯協会連合会それから小樽警察署少年補導員連絡協議会、青年団体協議会とか暴力追放推進協議会、こういったメンバーが全部入ってございますので、そういった中でのこういった市民の生活安全という観点からもですね、例えば最近起きている17歳の少年の犯罪の件ですとか、そういったお話し合いというのはしているところでございます。なお今後も、そういった連携を図るということについては意を配していきたいと、こういうふうに思っております。

 

○横田委員

今ご答弁の中にありました、青少年の犯罪が全国的に多いと。びっくりするような事件はみんな17歳というようなこともありますし、それから、小樽はお年寄りが多いわけですが、独居老人の中でですね、孤独死といいましょうか、知らないうちに亡くなっていた。昨年は孤独死だけで42人ですか、過去5年で最高だったということが新聞報道もされております。

確かにさまざまな団体、暴追協それから防犯連絡協議会等々、生活に安全に関する団体はあるのですが、今も全部大体いろんなところが入っているのですが、しかし実際的に生活安全のために何をやっているんだということになるとですね、ちょっとぼやけてきているのかなというような気がしてならないですね。

これはやはり、市民の安全を守るトップで市長が先頭に立った何かこういった推進安全協議会みたいなものがあればいいのかなと。そういうのがあって、いろんなところへ施策をおろしていった方がいいのではないかな、そういう気がします。単独の団体ではそれぞれのことをやっているのですけれども、何かつながりがなくて、無駄なこととは言いませんが、施策がばらばらなんだなというような気がしてなりません。

今代表質問の中でありました虐待防止連絡協議会ですか、それも何か設置の方向だということですが、そういうのも含めてですね、何か横の連携をとったものができないのかなという気がしてならないのですが、この虐待防止連絡協議会も生活安全の一つになると思うんですが、これはどこの担当になりますか。

 

○児童家庭課長

虐待防止について今年法制化されまして、それによって児童家庭課といいますか福祉部の方が窓口になって、庁内における連絡会議をつくって、ここにおいては庁外を含めたそういう協議会をつくりたいということで先日の代表質問で市長の方からご答弁しておりますとおり、今後そういうことに向けてやっていきたいということで先日お答えしたところでございます。

 

○横田委員

ちょっと戻りますが、高齢者の孤独死の関係で小樽警察署と新聞販売店が連携をして500人ばかりになるのでしょうか、一声運動ということで、新聞を投函するときに、新聞がたまっているだとか、あるいはちょっとおかしいなというところがあれば警察署に連絡するという、声かけといいましょうか、運動をやっているというのが出てました。

これはやはり、警察署が新聞店にお願いしたのでしょうけれども、こういうものを行政の方でですね、あれはありますね、ライフラインやっている、電気ですとか水道、ガス等々ありますので、そういうところの頻繁に各家庭を訪問できるような体制のあるところにですね、いろんなお願いをして、お年寄りなど、不安なところはないのかというようなことの確認をですね、そういった協議会から施策としてやっていけば私はいいのかなというような気がするわけですが。今後そういった部分も含めて市の方の行政として孤独死防止、これはもちろん早く見つければお助かりになった方もたくさんおられると思いますので、一日も早くそういう体制ができればいいなと私は希望しておりますが、その辺のお考えはいかがでしょうか。

 

○高齢社会対策室長

お年寄りの孤独死の問題でございますが、確かにひとり住まいのお年寄りがふえている現状でございます。そういう中で、24時間なかなか張りつくというわけには当然まいりません。一日も早く発見したいということでいろんな取り組みをしてございまして、特に老人クラブ連合会なんかでは友愛訪問という形で元気なお年寄りがそういうところを訪問したり、あるいは郵便局と提携しまして何かそういう状況があった場合に通報していただく、これを孤独死に限らず道路の問題ですとかいろんなところの問題、そういうものを含めて通報システムというものを活用しながらやっております。

それから、ホームヘルパーさんが派遣されている世帯、こういうところにもいち早くですね、例えば新聞がたまっていたり、かぎがかかっていて中に入れないというような場合、こういう場合などの発見等もいろいろ進んできているわけですけれども、できるだけいろんな形といいましょうか、先ほど委員おっしゃっているようなそういう団体も含めて、あるいは企業等も含めて、さらに広範な形で進めていきたいというふうに考えてございます。

 

○横田委員

独居老人の方は市内に5,200人ほどいるというような統計が出てますので、そういったことも含めて、ひとつ条例についても視野に入れてですね、今後、高齢者あるいは市民の生活安全にいろいろな施策をお願いしたいと思います。

私の質問は以上で終わります。