平成12年第4回定例会予算特別委員会〜平成12年12月13日

 

○横田委員


◎朝里共同住宅について

一般質問でのことについて、まず具体の点についてお願いいたします。

第1点目は、朝里の共同住宅についてお尋ね申し上げます。

私の質問の構成が悪かったのかもしれませんが、なかなか内容がばらばらに出てきてつながっておりません。一応ちょっと整理させていただきますが、所有の関係で、現在1階の部分、店舗部分が7カ所ありますが、これについては既に所有権が権利者に移転しているということだと思います。それから、2階部分は店舗の所有者の居住部分として、現在も償還が続いている。平成20年までというお話だったと思いますが、平成20年まで償還していくんだと。それから3階の部分、これは市営住宅として使用した部分ですが、これはこの市の所有である。こういうふうに整理させていただきましたがよろしかったでしょうか。

 

○住宅課長

委員申されましたように、1階については店舗で7カ所、それにつきましては所有権が移転されてございます。2階の部分につきましては、居住用ということで、同じく店舗の方が使っているというような形になっております。

あと、3階の部分ですけれども、3階につきましては国道の小樽寄り側ですけれども、一部区分所有がはっきりしてございまして、3階のうち6戸が市営住宅、残りの3戸部分については権利者の部分ということでなってございます。

 

○横田委員

3階は9戸あって6戸が市営住宅で使用していたと、市の所有と。そしたら、3戸はどこなんですか、残りの。

 

○住宅課長

3階の3戸部分につきましては、1階から2階、3階、この部分については所有区分がはっきりしてございまして、仕切られてございます。その部分は下の店舗者の部分も、実際はこだま交通さんが使っていたところでございますけれども、その部分は独立した形で仕切られて、1階から3階までということです。ただ、住宅部分は、先ほど申しましたようにまだ所有権はその部分は移転されてございません。

 

○横田委員

私は毎日通るわけですが、本会議で申しましたように非常に景観が悪い、あるいはいろんな問題点があるということですね。また、剥離防止でネットをかけましたところ、その汚い部分が若干隠れてきれいになっているということで、付近の住民から何か始まるのかなと。まあ、ネットがあるので、何か始まるのかなということなんですが。

実際に所有している人の話では、もう現実的には居住できない、それから使用できないがために、あと8年もかかわっていかなきゃならないという部分で、非常に社会通念上ちょっとおかしいんでないのかというようなことですね。

今、確認しましたように、所有がいろいろ輻輳しているということもありますので、なかなか大変かと思いますが、平成9年に権利者会議をまた開始したというご答弁いただきましたが、3年ほど経過しているわけですが、何といいますか、会議の開催度合いだとか、それから中身といいましょうか、どの辺部分が、例えばこういうふうに償還して、こうしてああしてという部分の何といいましょうか、解体に向けての図式というんでしょうか。そんなとこら辺まで話はされているんでしょうか。その辺ひとつ詳しく。

 

○住宅課長

交渉の経過につきましては、平成9年に全体集会の中で話を持っています。そのときの内容としましては、大まかですけれども、一応老朽化によって設備部分が危険だと、こういうことを議題にいたしまして、権利者、所有者なりに一応解体に向けてということでお話し申し上げてございます。

その際、内容といたしましては、いろんな補償の問題もございますけれども、一応償還残の繰上償還あるいは解体費用の持ち方、それと実際の所有権利のある部分の補償問題と、こういったものにつきまして大まかな部分として皆さんのご意見を聞いたと、こういうふうな状況になってございます。

その後につきましては、一応解体する方向ではおおむねご意見が一致いたしましたので、それにつきまして個々に折衝した経過がございます。そして、今日までには交渉の回数でございますけれども、延べ19回。特に、11年度からは15〜16回ぐらいになっています。

 

○横田委員

今の流れですと、市の話し合いの中で、権利者から償還部分は前納というか、前払いしてもらって、市が所有権を得ると、それを今度、売却というんですか、解体費用はそれはどこからということになるんですか。

 

○住宅課長

手法はいろいろとあろうかと思いますけれども、一応権利関係が複雑といいますか、公社と市とそれから将来的な権利者と、こういう三者がおります。そういった中では、やはり解体に向けてとなりますと、持ち出しの関係では最終的に権利者に持っていただきたいと、こういうお話で進めたんですけれども、やはり実際に所有権移転する部分といたしまして解体部分ですね、やはり建物を補償するとあるいは建物を買い取ると、こういうふうな考え方になりますと、一たん繰上償還していただくと、将来的な権利者に。そうしますと、繰上償還しますと、市を経由して公社の方に償還されるわけでございまして、その段階で償還が終わりますと、公社から市の方に一たん所有権が移りまして、そして再度権利者の方に移るという、市が仲介になっておるものですから、その段階で1回繰上償還することによりまして、一たん市の所有物にいたしましてから解体いたしたいと、こういうふうな考え方でお示しをして、今日にいたってございます。

 

○横田委員

ちょっとわかんないんですが、繰上償還すると、お金もらうわけですから、今の所有者が全部所有することになりますよね2階部分も、権利者が。それを市が買い上げるということなんですか。

 

○住宅課長

所有権を買い上げるということになります。

 

○横田委員

買い上げると、お金が何ぼになるかわかりませんけれども、権利者に渡ると。解体費はその権利者からいただくということですか。そのお金かかるということかな。

 

○住宅課長

その辺については今、各権利者とお話を詰めておりますけれども、一応市といたしましては、所有権を買い取りますから市の所有物になりますので、その後、市の所有として解体する方向になろうかなというふうには思ってございます。

 

○横田委員

そうですね、解体費用を権利者から出させるということになると、40年間何やったのかなということになりますね、金は払った、何もなくなるということですね。その辺もうちょっとですね、これからの交渉の経過と思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。

それと、お話の中では権利者7人のうち、市を含めてですね、6人はいいんだと、大体おおむねそういう方向でいいんだということですが、何か1名の方がですね、これは難色を示しているということなんですが、その辺の状況なんかもお話しできることがあれば。

 

○住宅課長

残念ながらお一人の方が難色示しているということで、鋭意交渉を続けているところでございますけれども、補償の部分といいますか財産権の部分、こういった部分でいろんな考え方を持ってございまして、市の考え方とちょっとかみ合わないといいますか、この辺で理解を求めるためにやっているということで、基本的にはやはり補償額といいますか、こういった部分で今詰めている段階でございますけれども、なかなかそこまでに至っていないというのが現状でございます。

 

○横田委員

お金の問題なのかなというふうに理解しましたが、何回も言って大変申しわけないんですけれども、ずうっとあの建物があそこにあるということ自体がですね、非常に行政は何やっているんだというふうにとられかねない。実際にそう言っている方もおりますし、依然放置されている。これは一刻も早く当然対応が望まれるわけですね。

市長からいただいたご答弁では、できる限り早期に、早急にめどをつけたいということですが、いわゆる早期というのはいつまでなのかと。何年も、1年も2年もなるのかなということになると、また市民の人たちはさらに、そうすると建物もさらに老朽化していきますし、いろんな部分でまた問題も出てくるということですので。

相手が、今言った1人の方がおられるようですから、相手があることで、一概にいつということがなかなか難しいというご答弁だったんですけれども、最低限のですね、例えば、権利者と話がついたら、それをいろんな手続が、こういう手続があってああいう手続があって、どのぐらいかかるんだと。すんなり交渉がうまくいくとどのぐらいなのかな、半年なのかな、1年なのかというところの部分ぐらいはちょっとお聞かせ願えればと思うんですが、部長、どうですか、その辺では。

 

○建築都市部長

本会議で市長もご答弁しましたように、今、横田委員がおっしゃったように、何せ相手がおりますので、その相手との話がきちんと進まない。ちょっと今の段階ではなかなか見通しも立っていないという部分もありますので、はっきりいつということはなかなか難しいということは委員の方でもご理解していただいていると思うんです。

しかしながら、景観上とか安全上の問題が1つありますので、交渉側の方としてはできるだけ、例えば13年度目途ということで何とか努力したいと思っています。ただ、再度申し上げますけれども、相手がいるということなものですから、そういう努力ということでひとつご理解をしていただきたいと思っています。

 

○横田委員

13年度目途ということでお聞きしました。部長が言われるように、確かに相手があることですからね。ということですので、13年度にできなくて、何でできないんだと私は文句言いません。ただ、ほかの方々が言われるかもしれませんですけど、本当にひとつ鋭意その交渉を進められていただいて、お願いしたい。

これは1つのちょっと提言と言ったらいいのか、いかにも汚いわけですからね、例えば看板を設置させて、どこかの看板を募集して、看板で囲って、あそこいい土地ですからね。看板を掲げるとなると広告料取れるんじゃないかな。そして、権利者も何か今そういうふうになって、住んでいる方もおられないようですから。何か問題点もあるかもしれませんけれども、解体費用の一部にはなるのかなということも提起したい。

 

○横田委員


◎学校のコンピューター配置について

もう1点、教育委員会の方にコンピューターの機械の配置の関係でお伺いいたしまして。

小学校については現在、4人に1台の設置台数があります。文部省の目標は1人1台なので、それを1人1台にするということですね。1人1台が、それじゃ1校にだと何台になるんだと、それは生徒の数ではもちろんないでしょうから、200人の生徒に200台入れるわけじゃないでしょうから、1人1台の基準というのは、これはどういうふうに見ていらっしゃいますか。

 

○(学教)施設課長

コンピューターの整備の台数なんですけれども、文部省で言われているのは1人1台とか、40人クラスで40台というのがまず基準になると思います。今、小樽市で考えていますのは、実際の人数が40人おりませんので、実人数で、ある程度、来年は中学校整備予定と考えていますけれども、30台を現在検討しているところでございます。

 

○横田委員

1校30台ということですね。本会議での質問で、5年以上経過しているのが9割近いやつがほとんど古い機械だということで、これをご答弁で13年度から、来年度からそろえていくということなんですが、単純に教師用なんかも含めるんでしょうから、計算できますか、来年度中に何台整備するんだというようなこと。

 

○(学教)施設課長

来年、14校、中学校の更新を考えておりますけれども、教師の分1台入れまして、1校31台、その14校でございますので434台、来年度更新を検討しているところでございます。

 

○横田委員

それは13年度中に430数台を入れるということで確認してよろしいですか。13年から15年という話だったんですけど、13年度でいいんですね。

 

○(学教)施設課長

まず、中学校は13年度中に整備をしたいというふうに現在検討中でございます。

 

○横田委員

わかりました。

インターネット接続の話もしましたが、機械が古ければ接続できない。8割方が古くてできないんだということ、ですので、今のお話ですと、中学校部分400数十台、来年度中整備されるということですので、本当に早くですね中のコンピューター教育はもちろん、インターネットをつないで、いろんなことができるように整備していただきたい。

きょうの新聞にも出ていましたが、回線がADSLという新しく関東・関西でやっている、今のISDNの何十倍も早い、そんな回線が来年度から、2001年ぐらいから県庁所在地を初めだんだん2002年には小樽にも来るかと思います。そんなこともありますので、そういった速い回線ですと20台ぐらいぶら下げても、30台ぶら下げてもですね、実用的なのかなと思いますので、子供たちのためにひとつ早く整備をされるように望みます。

私は以上です。