平成15年第2回定例会予算特別委員会〜平成15年7月3日
○横田委員
◎朝里ダムの湖面利用について
一般質問で、朝里ダムの湖面利用はどうなっているか、やってほしいなというようなお話をしました。ご答弁では、温泉地区の活性化あるいは本市の観光振興に大きな効果をもたらす可能性が高いというご答弁もいただきました。しかしながら、水道水として本市の50パーセントを供給しているのだということで、安全第一。これは、もちろんそのとおりでわかります。それで、一般質問の後で、何か土現の方とも、この話だけではないでしょうけれども、事業課とお話が何回かあったようですので、もしそういうところ、できる部分があればお話をいただきたいと思います。
○水道局次長
本会議が終了してから、土現の事業課等と一定協議を進めてまいりました。事業課と話されたのでは、温泉街とダムは近傍にあることから、たいへん観光面では有効ではないのかというお話がございまして、私どもでもそのことだけは事実だと思っていますが、水道局サイドとしては、観光的なプラスもあれば、子々孫々までおいしい水を残すという点では、マイナスの面もございますので、これは慎重に取り組まなければいけないと、こういうお話をしてまいりました。
○横田委員
そのとおりだと思います。口に入るものですから、これは安全第一なのはもちろん言うまでもないことです。本会議の一般質問で申しましたけれども最初から心配ばかりしていて一切だめだということではだめでしょうしそういうことではないようですから、私の方もこれを最初の契機としまして、これから何とか検討を進めていっていただきたいなと思うところでありますけれども、一番ご心配されているのは、例えば船が湖面に浮かぶことによって、当然水質が汚濁されるということなのでしょうけれども、私どもは動力船があそこをがばがば走り回る、そんなことは想定していませんし、それはもうだめだと思っています。手こぎボートの類、無動力船になるのかなという気はしますけれども。私どもの感覚では、ボートが浮かぶことによってオイルなんかが多少出るのかな、汚濁の心配はないのかなという気はしますが、一番心配されているのは、たぶん人身事故でしょうか。水中転落等々であまり言いたくないのですけれども、残念ながら事故が起きて、遺体が上がらなかったというようなことを想定されているのではないかと思いますが、浄化の技術といいましょうか、相当なものがあると思いますので、どうなのでしょうか。舟艇が浮かぶ程度で、汚染の心配というのは相当あるのでしょうか。
○(水道)水質試験所長
ただの水面のごみの防除だけであれば、それほど負荷にはならないと思います。ですけれども、人間が集まることによって、人間はいろんな人間がおられますけれども、さまざまな悪い人もおります。そういう人が近郊にいろいろなものを投げたりいたしますと、それによってダム水がすぐに汚染される。ダム水というのは、一度汚染されるとなかなか回復しないものでして、そうさせないためにはあまり人を近づけない方がいいのではというふうに思います。
○横田委員
私ではないのですけれども、以前にも何かこういうお話をしたときには、一切だめだよと。もちろん管理は土現ですから、土現が言ったのかもわかりませんけれども、飲料水に使っているのだからだめだよ。わかりました、ご無理ごもっともというような形になっていたのかと思いますけれども、先ほどの土現のお話もありますし、私も実際に行ってお話もしてきましたいろいろクリアしなければならない問題はたくさんありますが今言ったように人がたくさん集まればうんぬんというお話もあります。これをいろんな方法によってクリアできないこともないというか、全くゼロにはできないと思いますが、今、現状でも、これは答弁にもありましたけれども、人為的な水質汚濁の危険性といいましょうか、ダムに行ってもごみを投げれば投げれるわけですから、浄化の技術で何とかカバーするという部分もあるのかなと思います。時間が長くなりましたので、最後に局長から、展望といいましょうか、このことも含めてご見解を伺えればと思います。
○水道局長
このことにつきましては、市長からも本会議で答弁申し上げました。いずれにいたしましても、湖面利用につきましては、最終的には河川管理者あるいはダム管理者の権限ということでありますけれども、今、次長、水質試験所長からも申し上げましたように、水道事業者の立場からいくと、今言った点は無理がある。ましてや、市内の水道の50パーセントぐらい占めているということになりますとこれについてはダム管理者である土現に対しまして私の方は慎重の上にも慎重な対応をお願いしたいということではご相談申し上げているのですけれども、今、横田委員からありましたように、それらの具体的な利用方法についてお示しをいただきましたら、土現ともつながっておりますので具体的にどういうことが可能性があるのかそれについては協議をしていきたいと考えております
○横田委員
わかりました。けっこうです。