平成22年2回定例会 予算特別委員会〜平成22610

○横田委員

◎新市立病院の基本設計の算定(仮)工事費算出根拠について

基本設計に関連して聞きたいのですが、表3の計算のやり方はわかりました。

C工事費が出て、税抜きで938,300万円ということですね。これが表2の頭にきて基準になるという、先ほどの佐藤委員の話です。このAを基準にして秘密の1,561人というのが出たということで理解していいのですか。

○経営管理部鎌田副参事

算定(仮)工事費を基にある式を当てはめて出したのが1,561人でございます。これは、秘密といいますか、通常、入札なり随意契約なりという場合には、予定価格が公表されておりませんし、その前段で、こういったところで金額の出る内容そのものを示すという話にはなりませんので、先ほど言いましたように北海道の基準の中でも係数については出さないということでございますので、そういう御理解でお願いいたします。

○横田委員

その938,300万円を基にしてその数字が出たというのはわかりました。

以下、B、C、D、Eを基にして@の直接人件費が出て1,700万円ですね。それに諸経費の2,2884,000円という数字がありますが、これはどういうふうに出されたのですか。

○経営管理部鎌田副参事

表2のAで言う諸経費その他でございますが、これは直接人件費@に掛ける率がございまして、諸経費だけではなくて、それ以外の技術経費というものもあります。これらの率が決まってございまして、直接人件費に対する率が決まっております。その二つの要素を足しますと、こういうAの諸経費その他2,2884,000円が算定されるということでございます。

○横田委員

それは、北海道とか国とかの公の数字なのでしょうか。

○経営管理部鎌田副参事

これは、北海道建設部から出ております営繕工事積算設計業務委託料算定基準というものがありまして、その基準の中にこの率がうたわれてございます。

 

○横田委員

わかりました。何か、ぴったり4,000万円に達したような気がしたものですから。

◎新市立病院の基本設計委託料算出の仕方について

多分、これは何回も御答弁されていると思うのですが、私は理解がなかなかできないのですが、その4,000万円が基本設計料で、あとは地質調査云々、テレビ障害等々を足して5,660万円、税込みで5,943万円ですね。この契約金額4,300万円、過去の云々もありましたが、もう一度、どういうふうに出したか教えてください。

○経営管理部鎌田副参事

4,300万円の算定式は、設計額5,943万円に、前回の入札で言えば落札率と同じなのですけれども、予定価格に対する相手方の見積額、それを契約決定率としまして、以前にこういう率で相手方と契約してございますので、今回、この同じ率を設計額5,943万円に乗じまして設計金額を出してございます。ただ、端数については丸めております。

○横田委員

4,300万円ほどに丸めたのですね。それならいいのです。わかりました。病院については、まだまだ機会がありますので、またしたいと思います。

◎介護基盤の整備について

私が一般質問でしました介護基盤の整備のほうに移らせてもらいます。

火災とか宿直の関係は早急に整備を進めていただきたいと思いますが、今年度あるいは来年度のグループホーム、小規模多機能型居宅介護も含めての計画が出ております。繰返しになりますけれども、中止あるいは延期の可能性があると。これは、療養型の526床がまだあって、それが廃止になるか、ならないか国の決定を待っており、民主党政権になって6月ごろには出るようだというお話です。ただ、それがいつ出るか確定していないわけですから、ちょっとずれ込む、選挙もある、7月、8月になってビジョンが出る、それから事務作業が始まると、果たして小樽で8月の末、9月ごろに決定して、やるという話になったときに、今年度分としての4施設、来年度は5施設、これが今年度の分はできなくなるのではないかというのが単純な疑問なのですけれども、この辺は、御答弁もいただいたのですけれども、もう一度、小樽市のやり方としてどうなのかということをお聞かせください。

○(医療保険)介護保険課長

第4期小樽市介護保険事業計画にかかわるグループホーム等の整備についてでございますが、今、委員が言われたとおり、第4期事業計画の平成2223年度の計画につきましては、現政権が夏までに結論を出すということをもって、小樽市が、その後、計画を遂行するかどうかを決めようというふうに判断しております。委員が言われたとおり、8月末までに結果が出ない場合、では22年度分の計画をどうするのかという御質問でありますが、その点につきましては、施設整備のリミットがいつなのかということで、逆算しますと、やはり7月から8月に国が方針を示さなければ22年度内の整備は厳しいという状況だと考えております。仮に、国の方針が8月にずれ込んで、若しくは9月に入って、又はその段階でも出ていないとなりますと、ある一定程度の小樽市の判断が必要になってくると思います。その点では、一つの考えとしまして、まず22年度の施設整備については、これはまだ一つの考えですが、一度凍結して22年度分を23年度に振り替えるということも考えていかなければならないかと思います。その際には、補助金等の縛りも出てきますので、22年度分の補助金を23年度に繰越しできるのかどうか、この点については、21年度に認知症デイサービスセンターの予算措置をしましたけど、1か所施設整備が進まなかった部分があり、22年度に繰り越して、補助金もそのまま繰越しできましたので、仮に22年度に小樽市がグループホーム4か所を着手できなくて23年度に繰り越した場合は、北海道のほうでもその補助金が繰越しできるという確認はとれてございます。そういう意味では、国の方針が小樽市の考えより遅く結論が出た場合には、今、一つの案を示しましたけれども、そういうものもいろいろ含めて検討していかなければならないのではないかと考えております。

○横田委員

ちょっと心配した補助金の話は今御答弁がありましたが、来年度に繰り越せるかどうか、まだ確定ではないですね。一般質問でも言いましたが、北海道には内示でしっかりと、もちろん小樽市だけではなくて全市の分もしっかりとしていただきたいと思います。 もう一つは、事業に参入しようとしている企業の方たちもいるわけですから、そういう方たちをどういうふうに探すかは別としても、何らかのアナウンスをしないと事業計画等々ができないのではないかという部分もあります。何よりも、介護から医療に病床をだんだんかえていこうというのが、前の自民党のときでした。ただし、民主党は療養型をまだ残そうという話ですけれども、介護型をずっとこれからも維持するのかとか、どの辺までの方を病院でするのかということが示されていないのです。今後示されるのかもしれませんけれども、その辺の不安もあるのです。やはり、病院は医療で、言い方が難しいけれども、高齢者のすみかみたいな、病院をすみかという言い方は悪いでしょうけれども、そういうふうにして介護型病床を残して使うのだというのは、施策として後ろ向きの施策だと思うのです。ちゃんとした介護される方たちのための施設を充実させるのが本来の施策だと思います。 その辺は、まだこれからも議論していかなければならないし、北海道を通じて国などにも早く方針を示してくれというようなことも言っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○市長

幸いといいますか、地元出身の代議士が厚生労働委員長になりましたので、所管の委員長ですから、そのあたりと接触して、早く方針を示すように要請をしていきたいと思いますし、それらによって対応も変わってきますので、強力に推し進めたいと思います。

○横田委員

ぜひお願いします。